公務員試験対策講座の講師ブログ

つっこみを入れながら読む(解く)

こんにちは!
数的処理科目担当講師の岩崎です。

さて、動画では数的処理しか一緒に勉強していませんが、他の科目についてはこちらのブログでアドバイスさせていただきます。

「知識科目ってどうやって勉強するんですか?」という質問を受けることがあります。

下記は社会科学の範囲の問題ですが、まだ手をつけていないという方も学習の参考になるはずです。

小選挙区制は選挙民が候補者を理解しやすいという長所があるが、少数分立の不安定な政権が生まれやすいとされており、死票が多く、多額の選挙費用が必要とされている。

(令和3年度都庁Ⅰ類B 問30 肢2)

https://www.saiyou.metro.tokyo.lg.jp/saiyou2021/03mondai/1b/kyoyou/03kyoyou-ippan.pdf

最悪なのは、この選択肢を見て「なんとなく×!!!!!よし次!ばっちこーい!!!!」という状況です。
これをやると「答えを覚えたから、もっと言えば5本の肢の中の答えがなんとなく記憶に残っているから解けた→わかった」と錯覚という事態に陥ります。

「うーん、この問題は見ただけで答えはわかるぞ…ふふ、3番だろ」

末期です。

ですので、下記のようなツッコミをいれていきます。
カッコ()の中がツッコミの内容です。

「小選挙区制は選挙民が候補者を理解しやすいという長所があるが」
(ふむ、ただしいな)
「少数分立の不安定な政権が生まれやすいとされており」
(政権は安定するだろうが!!!)(不安定なのは大選挙区制じゃ!)
「死票が多く」
(ですよねー。デメリットですよねー)(ほかにデメリットとしてはゲリマンダーなんかもあったなあ)
「多額の選挙費用が必要とされている」
(いやいや、小選挙区制はカネのかからない選挙のためでしょ)

というように選択肢1本から複数の知識が習得できるわけです。

学習が進んでいくと、ツッコミの量も増えて、クオリティも上がっていきます。

とにかく、「インプットは能動的に」ですね。