公務員試験対策講座の講師ブログ

書いてみる

こんにちは!

「何度やっても忘れてしまう」というご相談を受けることがあります。
原因は様々ですが、今回は「書いてみる」をオススメしたいと思います。

先月のブログで「読む」のが最もコスパがいいと書きましたが「書く」を否定しているわけではありません。
僕が避けてほしい「書く」は暗記科目のまとめノートづくりや、写経のように書き写しに時間をつぎ込むことで、「書く」が必要な場面ももちろん多く存在します。

特に、数的処理科目の問題を解く一周目にはこれが大きな力を発揮します。
一周目は「解く」というよりは「読む」「理解する」という作業になるわけですが、その際、電車内などの制約がない限り目で追うのではなく数式であれば数式、表であれば表を一つ一つ手順を追って書きながら、手が止まる個所がないかを確認していくことを強くオススメします。

なぜでしょうか?

目で追っていただけの時と比べ定着が格段にアップします。
「読む」だとなんとなく流せてしまうところが、「一行一行理解しながら書いてみる」になると止まってしまうなんてことはザラにあります。
また、解説の内容ではストンとおちてこない個所が自分自身の手描きの整理によってスッキリするなんてこともあります。

よく「人に教えると勉強になる」と言われますよね。
それは自分の言葉で頭の中に整理されるのが一因です。
どんなにわかりやすい解説も、あなた自身で整理された情報には勝てません。

「とにかく次の問題!次のページ!」と焦っていると、数式が自分の目の前を通過しただけという状況に陥りがちです。

まだあわてる時期ではありません。
落ち着いて、ひとつひとつ情報を整理していきましょう。