公務員試験対策講座の講師ブログ

問題を飛ばすのは「悪」じゃない

今回は特にフォーサイトの受講生の方にかぎった話ではなく、今、独学で勉強している方や、フォーサイト以外の他のツールで勉強されている方にも役に立つ内容です。

過去問集を解いていて、「ある問題の理解ができず、そこから進んでいかない」ということはないでしょうか?
そこで、すぐに質問ができる環境であればよいのですが、独学の方は質問する相手もおらず、ただ時間が過ぎていき、焦ってしまう悪循環に陥りがちです。

もちろん、「ウ-ン、とうなりながら理解に努める時間」というのは当然必要ではありますが、その時間があまりにも長くなっては、精神的にもよくありません。
その時は、「いつか分かるだろう」くらいの感覚で、思い切ってその問題を飛ばしてみてはいかがでしょう?
公務員試験を受験する方は比較的真面目な方が多いので、載っているものをすべて前からつぶさないと気がすまないという方にもよくお会いします。
そもそも、時期的にまだ仕上げる時期ではありませんから、今、その問題ができなくても問題はありませんよね。

「いつかわかる」というのにも理由があって、学習を続けていれば学力は当然あがっていくわけで、それにともなって、「今、解けなかったものが解けるようになる」ということも当然起こりえます。

また、そもそも、「疲れているだけで体調さえよければ何とかなる」なんてこともあります。

ただ、注意していただきたいのですが、次の問題はその場で理解することを強くオススメします。

①いわゆる「テキスト」のようなインプット用の教材に掲載されている問題
これはインプットが大前提で、スルーすると致命傷になります。そのあとの問題集での演習もこれが前提です。

また通学されているのであれば
②講義やそこで使用された問題
も必ず理解に努めることをオススメします。
講師としては全問解説したいのがホンネですが、そもそも講義時間は限られていて、それはかないません。
それをあえてピックアップしているということは、重要度がそもそも高いと言えます。

逆に、分厚いいわゆる「網羅系」の問題集などは自身での「ここはやる」「ここはやらない」の取捨選択は必ず必要になります。

焦らず、今はとにかく学習を継続していきましょう。