公務員試験対策講座の講師ブログ

実力は着実についています

さて、4月から学習をスタートされた方ですと、本試験の問題を見て、「なんだかみたことあるな」「解けそうだな」というのが見えてくる時期です。
下は本年度の特別区の教養試験の問題です。

(参考:特別区採用ページ)
https://www.union.tokyo23city.lg.jp/jinji/jinjiiinkaitop/shiryo/shikemmondai/documents/01-r4ichiruikyoyomondai.pdf

実力がついているのを確認してほしいので、さっそく一問見てみましょう。

仕事算です。
テキストでもお伝えしている通り、仕事算のポイントは非常にシンプルでこの3つでしたね。

(フォーサイトテキストより)

A、Bの2人で倉庫整理を行うと、ある日数で終了することが分かっている。この整理をAだけで行うと、2人で行うときの日数より 4日多くかかり、Bだけで行うと9日多くかかる。今、初めの4日間は2人で整理を行い、残りはBだけで整理を終えたとき、この倉庫整理にかかった日数はどれか。ただし、A、Bそれぞれの1日当たりの仕事量は一定とする。
1  7日
2  8日
3  9日
4  10日
5  11日

「A、Bの2人で倉庫整理を行うと、ある日数で終了する」ということですから、A、B2人で仕事をしたときx日かかるとしておきましょう。
すると、
単位あたり仕事量

となりますね。
そこに、Aはそれより4日多くかかり、Bは9日多くかかるわけですから、それぞれの単位あたり仕事量は

だと言えます。
「2人で仕事をしたときx日かかる」ので、上記の2人がx日ずつ仕事をすると仕事が終わる=やり終えた仕事量が一になるということで次の式が立ちます。

これを解くと、x=6
今、初めの4日間は2人で整理を行い、残りはBだけで整理を終えたわけですから、ここでBが残りy日働いたとすると

となり、これを解いてy=5。よって、合計で9日かかり、答えは3となります。

いかがでしょう?
テキストの基礎知識と今年の本試験のつながりが感じられはしないでしょうか。