公務員試験対策講座の講師ブログ

速さと比の関係VSその他の解き方②

こんにちは!
今回も問題集の問題を別の解き方で解いてみましょう。

数的推理17-7です。

静水での速さが一定である船が、流速が一定の川の2地点感を往復しており、2地点の上りと下りの所要時間の比は2:1である。静水での速さがこの船の1/2であるボートが同じ川を往復するとき、上りと下りの所要時間の比はいくらか。

1. 3:1
2. 4:1
3. 5:1
4. 6:1
5. 8:1

静水での速さx、流速yとおきます。
そうすると、上りの速さはx-y、下りの速さはx+yとなります。
上りと下りの所要時間の比は2:1であることから、距離について等式をたてると以下のようになります。
2(x-y)=(x+y)
x=3y
ここから片道の距離は文字yを用いると、4yにあたると言えます。
また、上り、下りそれぞれの速さは2y、4yです。

問われているのは、静水での速さがこの船の1/2ですから上りの速さは3/2y-y=1/2y、y下りの速さは3/2y+y=5/2yとなります。
上りにかかる時間は4y÷1/2y=8、区大にかかる時間は4y÷5/2y=8/5の時間がかかります。
8:8/5=5:1です。

前回に続き、これも問題集の方がスマートですね。
計算のシンプルさやそれに伴うミスの少なさといった点では、比を使った解法に軍配が上がります。
ただ、あくまで好みの問題だと僕は考えるので、上記のようにゴリゴリ方程式で押すのも別にいけないことではありません。
重要なのは、より快適に、正確に解答を出すことであって、解法の習得はその手段に過ぎないのですから。