公務員試験対策講座の講師ブログ

自分の受けない試験種の問題も解くべきですか?

問題集は様々な出典から構成されていますよね。
警察、消防、国家一般、地方上級、市役所…、となると例えば「私は市役所しか受けないから、警察って書いてある問題は解かなくてもいいですか」というような質問をいただくわけです。

結論を言うと、出典を見て自己判断で「解く、解かない」を決めつけるのは避けた方が無難です。

僕にかぎらず、問題を選定される先生方は「身につけてもらいたい」「そのためにはこの問題がうってつけだ」という意図をもって問題をチョイスします。

ですから自己判断でやらない問題を作ってしまうと、身に着けてほしい解法をスルーすることになってしまう恐れがあります。

メインに使用している問題集については、基本的には「全論点の問題を解いてある」という状況にしたいので、出典を「やるやらない」の判断材料にするのはオススメできません。

とはいっても使用している問題集のボリュームによっては全問解くのが厳しいという場面は当然あるはずです(時間的制約や得手不得手など)。
特に市販書籍は多くの読者を対象にしますから、学力が高い方も満足させないといけませんし、その意味で難しめの問題を載せていることもあります。

判断材料としては各パターンの前から順番にやっていくのが最もシンプルで、無駄がないはずです。

例題→類題1→類題2→類題3とあるとすると、時間的に厳しいのであれば後ろから削っていくことになります。
(もちろん、問題集に削り方の指示があればそれを優先してください)

フォーサイトの問題集で言えば「初級」「三種」「高卒程度」「キャリア」「経験者」とついている問題は解法を身に着けていただくために載せている問題になるので、それらは必ず解いたうえで、各論点で一問一問追加していくイメージです。