「全受験生を満足させる教材を作れるか?」
と言われると、特に公務員試験において、それは不可能に近いのではないかと考えています。
なぜなら、ある人には「わかりやすい」と言える説明が、学力の高い別の人にとっては「説明が長すぎる」という不満につながります。
また、「シンプルでいい」は「淡泊すぎる」、「問題が充実していてありがたい」というのは「負担が多い」という不満につながります。
ただし、多くの方が初学者で「ヨーイドン」をイメージしている資格試験であれば、話は別です。
例えば、簿記を初めて学ぶ人に
「仕訳?ああ、そんなの知ってる」
という方はマレですし
行政書士の初学者に
「ん?憲法?条文は理解しているから、さっさと判例の話をしてくれ」
という方もいないはずです。
一方で、数的処理はベースが小中高での学習ですから、そのハードルは特に高くなります。
ですので、僕自身は、ある程度のイメージを持って教材作成に参加しています。
具体的には下記の受験生です。
・受験生として人数が多いであろう学力層
・接する機会が多い学力層
・該当科目は得意ではない、苦手意識があるという受験生
具体的に下のサイトで調べてみると、僕は偏差値45~60ぐらいの大学生と接することが多いかなという印象です。
(まあ、偏差値はそもそもそのあたりの人数が多いので、当然ともいえますが…)
参考:2023年度入試対応 私立大学・学部の偏差値一覧 – マナビジョン
https://manabi.benesse.ne.jp/hensachi/shiritsudai_index.html
よろしければ、講座選びの参考にしてみてください。