公務員試験対策講座の講師ブログ

実は時間がかかりまくる小論文

小論文の対策は進んでいますか?

「一次試験で実施されない」という理由から後回しにされる方も見受けますが、少しずつ進めていかれることをオススメします。

上の理由以外にも、「文章を日本語で書く」というだけ(に見える)ので「何となく大丈夫そう」という雰囲気もあったりします。
数的処理なんかだと、勉強しないと手がひとつも動かないので危機感は覚えやすいのですが、文章を書くのは日常的に行っていることなので、できないイメージが湧きにくいものです。
確かに、文章そのものは書けていて、指定の文字数を埋めているという原稿はよく見かけます。ただ、その文章が合格水準に達しているのとはまた別問題です。

具体的には「実際に書いてみる」のが一番ですし、可能であれば添削を受けるのも一案です。
(ちなみに「模範解答を読むだけ」という学習法もあります。確かにそれで間に合う受験生もいらっしゃいます。実際、僕もそのやり方で小論文試験はクリアした経験がありますが、それは僕自身が得意であったことが背景にあるため、「得意な方向けの勉強法」だと考えています。)

では具体的に何をすべきなのかというと、大きくやるべきことは2種類に分けられます。
(小論文の講義ではないので簡潔にまとめます)

①自己PR型
例「あなたの理想とする公務員とは」
②課題解決型
例「少子高齢化社会について自治体の取るべき方策は」

①の場合であれば「自己分析」および志望する職業の具体的なイメージがわかっていることが説得力のある論文につながりますし、②であれば志望先の自治体が抱えている課題、取り組み、さらに少子高齢化に関する時事的な知識が必要になります。

結構、やること多いですよね。

「実際に書いてみる」以外の下調べ作業は移動時間にスマホがあればできますし、うまくスキマ時間にはめ込んでみるのはいかがでしょうか?

面接の準備にもなりますから一石二鳥です。