公務員試験対策講座の講師ブログ

じゃあ、逆に正解になりやすい肢は?

直前期、確率を1%でも高めるということで、学力を上げる「以外」のアヤシイ、テクニック的な話が続いていますが、

「誤りの選択肢の特徴があるなら、正解の選択肢の特徴ってなんかあるの?」

ということで、今回はそれを検証していきたいと思います。

では、小学校の頃を思い出していただいて、次の選択肢は正しいでしょうか?

Q:小学校にはランドセルで行かなくていい日もある。

確かに、普段はランドセルを背負って通いますが、遠足や終業式の日などは「リュックでいいですよ」と言われた記憶のある方も多いはずです。

つまり、規則には例外がつきものです。

では選択肢をいくつか見てみましょう。
(すべてフォーサイトの社会科学の問題集から抜粋しています)

エ 政教分離は、公教育の中立性をも要請するものであるが、場合によっては、特定の宗教を信仰する者に対して一定の配慮をすることもできる

D 行政権の行使は、原則としてすべての国政調査権の対象となるが、例外的に検察権の行使は、行政権の行使であっても国政調査権の対象とならない場合がある

5 裁判員は、守秘義務を負い、これに反した場合、刑事罰として罰金刑や懲役刑が科されることがある

すべて、日本語として、フワッとした表現ですよね。
前回、「限定する選択肢は疑ってみる」という話をしましたが、それの逆と考えると良いかもしれません。
ただ、例外がないような規定、例えば「衆議院議員選挙に立候補するには25歳以上」である必要があります。
「この人は立派な人だから例外的に18歳でもオッケーにしよう」なんてのはありませんよね?
そのような規定については細かい数字まできっちり抑えていきたいところです。