特に夏場は、いかに空調を管理したとしても、「勉強に向いている気候」からは程遠いですよね。
クーラーのある所と暑い場所の移動で体調を崩している方もいらっしゃるかもしれません。
今年は10月まで暑い日が続くとのことですが、ホントですかね。
どなたかウソだと言ってください。
さて、そんなふうにコンディションが上がらない中でも勉強はしたほうがいいのでしょうか?
「間に合わないから当然やるよ」という方もいれば、「コンディションが悪ければしっかり休息を取るのが先」という方もいらっしゃるでしょう。
どちらにも一理あると思います。
今回は、状態が悪い時でも進めるメリットについてです。
①進んだ安心感
なにはともあれ、とりあえず進みますよね。
進捗が気になるときは迷わずやったほうが精神的にいいでしょう。
もちろんいい時と比べて定着は悪いかもしれませんが、とりあえず進みます。
そして悪いながらも頭には全く残っていないというわけではないはずです。
そう。ゼロではありません。
②完璧主義から離れる
公務員試験において「完璧主義にならない」というアドバイスはよく言われるものです。
それは一般的に学習範囲(つまり、すべての内容を網羅しようとしない)という意味でつかわれることが多いですが、毎日の学習へのスタンスでも言えます。
社会人の方なら「あるある」でしょうが、「とりあえず進めざるを得ない」、「調子なんて知ったことではない」というのは日常ですよね。
「集中しなくては」「完璧じゃなくては」というプレッシャーは、そうそうに手放してしまいましょう。
③調子の悪い時の対処法を知る
また、調子の悪い時の進行の仕方を持っておくのも今後にとっていいかもしれません。
直前期は必ず詰め込みですし、それこそ、その時期に調子云々言っている余地はありません。
まだまだ余裕のある時期にこそ、調子の悪い時はどんな科目ならできそうか、すぐに勉強に戻るために最小限度の休息はいかにしてとるべきか、といった悪い時の対処法を研究する機会とするのも悪くないかもしれません。
かなり前の話になりますが、ある先輩講師にこんなことを言われたことがあります。
某大手大学受験予備校でオンラインの講義もやっておられた先生で、飲みながら僕はあこがれの目で見ていました。
「悪い時に何とかしてこそ」
今でも生きている言葉です。