公務員試験対策講座の講師ブログ

自分の言葉で整理する

何度も解いているのに間違えてしまう問題も当然試験勉強の過程で発生します。

「3回ぐらいバツがついてうんざりしてくる」という気持ちもとてもよくわかります。

もちろん、「試験前日まで残ったものを最終確認で詰め込む」ということも必要にはなりますが、可能であれば早くつぶしたいですよね。

特に数的処理(他科目でもそうですが)についてみてみると、繰り返し間違える原因のひとつとして

「自分の言葉で整理できていない」

というものがあげられます。

当然「解説の文章=自分の言葉」ではありません。
講義を聴いたり、解説を読んだりして「ああ、なるほどね」となったものが、つぎ解いたときに引き出せず、再び×がつくというのはここに原因があります。

解説をそのまま自身の脳内にインストールできたのであればそれが理想的ですが、そうでない部分は自信の言葉で「要はこういうことでしょ?」という整理が必要になります。
(ポストイットなどで書き込みをしてもいいと思います)

ちなみに、そのためにも特に数的処理科目では「その場で解いてみる」ということが必要になるわけですが、僕の経験上、すぐにその場で解くだけだと、フワッとした理解でも何となく正解してしまったりもするんですよね。記憶が鮮明なので…。

しっかりとした整理のために、他にも例えば次のようなチェックポイントがあります。

・解説では図解されているけど、その図自体が自分で書けるか
・図形問題等で数値が記入済みになっているが、自分で導き出せるか

「他人に説明すると本当に理解できる」とはよく言いますが、そのレベルに行く必要はありませんし、その時間ももったいないです。

とにかく「自分が納得した言葉で頭の中にストックする」というのが重要になります。