基本的に数的処理科目に関しては、きちんと手を動かして解答までいくことをオススメしています。
図形問題などが特にそうですが、数字を記入したり、補助線を書いたりする流れで理解が深まっていきますよね。
ただ、こういうことを言うと、忙しい社会人の方などが特に「電車の中で勉強ができない」「社会科学や人文科学であれば机と同様の勉強ができるのに数的処理はどうにもやりにくい」というお悩みにぶつかってしまいます。
本は読めるけど、手は動かせないという場面です。
その場合の対処法を今回ご紹介します。
一度解いたことのある問題の復習であれば「解答の手順の確認」という方法もありかもしれません。
例えば具体的には次のようなものです。
11 と 22 のように、十の位と一の位の数字が同じである 2 つの整数 AA と BB がある。この AAと BB の積を 40 で割ると余りが 23 となった。このとき、A と B の和として正しい者は、次のうちどれか
(フォーサイト問題集より)
頭の中の動きの一例です。
「40で割って余りが23ということは1の位が3だな」
「かけて1の位が3になるのは「1×3」もしくは「7×9」か」
「あとはそれぞれ11×33と77×99を試すだけだけど、紙がなくて筆算できないからここまで!」
あるいは図形問題では次のような流れでも十分確認になります。
次も頭の中で完結しています。
「それぞれの図形に補助線をこうひいて…」
「Bは等積変形をしてこの部分をこう動かして」
「あとは丁寧にチェックするだけだけど、メモができないから続きは家で!」
効果はきっちりありますよ。
初見の問題であれば「解答をじっくり読んで理解する」というのもスキマ時間の有効な利用方法にもなります。
是非ご活用ください。