「テキストや問題集をきれいに使いたい」という方をお見受けします。
その心理としては
①何か書いてあると「それがヒントになってできただけ」と、不安になる
②単純にきれいなまま使いたい
といったものがあるようです。
もちろん、「問題集に直接書き込みをして解いている」なんてのはご法度ですが、書き込みをオススメできる状況というのもあります。
例えば、数的処理科目で「2回、3回解いているのにまた間違えてしまう」そんな問題もでてきますよね。
判断推理なんかでは、「読み落としていた条件」、あるいは「処理できなかった条件」なんかにマーカーをするなんてのも有効です。
A、B、Cの3人が駅で待ち合わせた。これについて次のア~エのことが分かっているとき、確実にいえるのはどれか。
ア Aは最初に到着し、Bはその3分後に到着した。
イ Cが到着したとき、Aの時計では9時1分、Cの時計では8時58分であった。
ウ Bが到着したとき、Bの時計では8時55分、駅の時計では9時2分であった。
エ Cの時計は、Bの時計より2分進んでいた。
(フォーサイト問題集より)
こうすることで、自分が理解できている、処理できる条件とそうでない条件がはっきりしないでしょうか。
この場合ですと、表の書き方や到着時刻のずれの把握はできているが、「進んでいる、遅れている」という言葉の処理がうまくいっていないことがはっきりします。
また、場合分けをして図を描く場合など、書けなかった図に〇をつけておけば、かりに次回間違えたとしても、同じミスをしたのか、別のものが見落としていたのか、といったように繰り返しの意味合いも増してくるはずです。