まず、数的処理科目では解法がいくつもあるのは当然です。
例えば、「速さ」でいえば、同じ問題を、比を使って解くこともできれば、方程式で押し切ることもできます。
したがって、特に数的処理科目では「解き方が違うのですが…」という不安をお聞きすることがあります。
結論から言えば、「解き方はなんでもオッケー」です。
快適に学習し、本試験で正答することが目的なのですから、個人的には解き方にはこだわらなくていいんじゃないかなと思っています。
ただ、気を付けていただきたいのは、「問題がちょっと難しくなると使えなくなる」、なおかつ「その際の別の解法がインプットされていない」のであれば、それはあなたに合っていない可能性があります。
その場合は素直に別の解法をインプットしたほうが早いかもしれません。
そしてもう一つ。
解法が異なるというケースとは別に、「こんなにキレイに手順を踏まないとないといけないの?」というパターンです。
例えば、判断推理の対応表なんかは、模範解答だととてもきれいに、さらに段階的に埋めていっているものなんかもありますよね。
ただ、それは書籍という特性上、読者に疑問を残してはいけないので、そのように書いているだけということもあります。
僕自身も書籍を見ていて、「これは試験当日4分でここまで書けるわけないよな」と思うこともあります。
マスが大量にある対応表で、さらにそこから場合分けを何通りもおこなうなんて、当日、書くだけで大変そうですよね。
もしミスに気づいたらパニックです。
そこに関しては、「どこまで削っても自分は間違えないか」、「書籍で書いてあるもののうち、どこまでが必要か」という視点で見てあげるのが適切といえるでしょう。