公務員試験対策講座の講師ブログ

小論文の準備も進めていますか?

毎年、一定の時期になるとこのアドバイスをするようにしています。
とにかくインプットが必要な学習を優先し、面接や小論文は後回しにしているという方をお見受けします。

確かに、数的処理等の学習は時間がかかりますし、一次試験で面接や論文が課されないことが多いので、後回しにしたくなる気持ちも分かります。

ただ、小論文は実は数的処理よりも仕上がりに時間がかかる科目ではないかと思うこともあるぐらいです。

まず、

・正しい文法、漢字の用法

よくあるミスなどは講義内でも触れることも可能ですが、日本語ですからすべての文法や漢字の練習なんてすることはできませんよね。
またそんな講義にはモチベーションも上がらないはずです。
手書きで漢字を書く機会も少ないので、驚くほど漢字を忘れているという声も聞きます。

時間を計って書いてみて、自分がどんなミスをするのかも把握しておきたいところです。

・800文字以上を正しく構成するスキル

これは、一言で言ってしまうと簡単なのですが、実際に制限時間内にきちんと発揮するにはやはり鍛錬が必要です。
社会人でしたらビジネス文書でトレーニングされている方も多いでしょうが、学生の方の中には800文字がズタズタになっていて、文字の羅列で終わっているという答案も学習の初期では見受けられます。

・主要テーマに対する理解

実際に、主だったテーマについては書いてみることをおすすめしています。
他の科目と同じで、やってみる→間違える→修正する流れでレベルが上がっていきます。
となると、例えば少子高齢化(人口減少)という一つのテーマだけ見ても、その背景、現在取られている対策など志望先の自治体ごとに確認するだけでも結構な手間がかかるはずです。
ここでは、正確な知識のインプット、情報収集能力なども問われますね。

大学生の方でしたら、時期的に就職活動も進んでいるはずです。民間と併願している方は就職課の方たちからすでに履歴書添削や面接練習もしていることでしょう。

となると、自己PR型の小論文であればすぐにでも書き出せる状態になっているはずです。
「これまでの経験から学んだこと」「これまでの人生で挫折したこと」

まずはこのあたりから書いてみるのはいかがでしょう?