公務員試験対策講座の講師ブログ

働き始めてからも役に立つ?

「公務員試験の勉強って何の役に立つんだろう」というのはよく聞く疑問です。

例えば、ですが、資料解釈はかなり実践的な分野じゃないかなと思っています。

役所の仕事は、立案、実行、分析、広報という流れがありますが、役所が発表している資料を見てみましょう。

消費者物価指数に関する資料です。

出典:富山県庁公式ウェブサイトより

これを見て「うわっ」と思うようでは適性を欠くということも言えるのですが、資料解釈の学習をしていれば、うん「まだ見やすいな」と思うでしょうし、ぱっと見、そこから傾向を見出した方もいるはずです。
「自分は企画立案をする行政職志望じゃないし」という声も聞こえてきそうですが、例えば保育士として採用されるとしても、次の知識は公務員として必要になるかもしれません。

出典:厚生労働省 乳幼児身体発育調査:調査の結果

警察官だって次の通りです。

出典:大阪府警

調査結果はどんどん施策に反映されていく、言い換えれば未来のあなたの仕事内容や上司からの指示に反映されていくのですが、これに関して採用後は誰かがわかりやすく解説を用意してくれるわけではありません。

また、年齢を重ねたのであれば資料の意図を的確に読み取って指示を出す立場に変わります。

このあたりにストレスを感じると、組織人として無用のストレスを増やすことになりかねません。

資料解釈は採用後に快適に仕事をするためのトレーニング、と考えたら少しは前向きな気持ちにも…?