公務員試験対策講座の講師ブログ
覆面算と繰り上がり

覆面算においては、繰り上がりが重要なポイントとなります。今回はその点を確認しておきましょう。

問:A~Cは1~9のうちの整数だとします。

その上で、次のような覆面算があるとしたら、どうアプローチすればいいでしょうか?

2つの整数の和は、繰り上がりはどれだけ大きくても「1」にしかなりません。

参考までに99+99を下に示します。

そう考えると、問のAが1になることがわかります。


加えて、C+Bの1の位が1になることから、足して一の位が1になるような整数の組み合わせを考えることになりそうです。

可能性として(2,9)(3,8)(4,7)(5,6)の4通りがあります。

が、そのうち答え条件を満たすのはC=2,B=9の場合のみです。

上記は2つの整数でしたが、3つの整数の和の場合はどうでしょう?

以上のように、3つの整数の和の場合、繰り上がりは最大でも2となります。

Cは最大でも2ですが、ここからは判断が難しいですね。

まず、Bを3つ足して一の位がBになる。このような数字は5以外にありません。

さて、次にAにあたる数字について考えていきます。一の位で繰り上がりが一つありますから、A+A+Aの一の位は4になりますね。

よって、Aは8です。

このように、覆面算の足し算では、繰り上がりが重要なヒントとなります。今一度確認しておきましょう。