旅行業務取扱管理者講座の講師ブログ

名数事典-世界編(1)

先月の名数事典・国内編に続いて、今月は世界の名所・旧跡名数事典です。

日本国内版ほどではありませんが、世界の名所旧跡についても多くの三大○○、四大○○などが数えられています(中には、日本でだけいわれているものもありますが)。

まずは、自然景観から。地図を開きながら、位置を確認してみましょう。

① 自然景観

・三大河川

ナイル川(アフリカ)、アマゾン川(南米)、ミシシッピ川(北米)

※長さでは、ミシシッピ川の代りに長江(中国)が入る。

・三大瀑布

イグアスの滝(ブラジル・アルゼンチン国境)、

ヴィクトリアの滝(ジンバブエ・ザンビア国境)、

ナイアガラの滝(米国・カナダ国境)

※イグアスの滝は世界最大で、ナイアガラの滝をはるかに上回る規模。米国のルーズベルト大統領夫妻が見学した祭、夫人が「かわいそうな私のナイアガラ」とつぶやいた逸話が残っている。

※落差では、ギアナ高地に懸かるアンヘルの滝(ベネズエラ)が979mと世界一。

・五大陸

ユーラシア大陸、アフリカ大陸、アメリカ大陸、オーストラリア大陸、南極大陸

※アメリカ大陸を北アメリカ大陸と南アメリカ大陸に分け、六大陸とすることがある。さらにユーラシア大陸をアジア大陸とヨーロッパ大陸に分け、七大陸とすることがある。

※上記とは別に、インドを「亜大陸」と呼ぶ。

・五大湖(米国・カナダ国境)

スペリオル湖、ミシガン湖、ヒューロン湖、エリー湖、オンタリオ湖

※五湖全体の水量は膨大で、全世界の真水(氷を除く)の約20%を占めている。

・七大陸最高峰

エベレスト(アジア大陸)、エルブルス山(ヨーロッパ大陸)、

デナリ(北アメリカ大陸)、アコンカグア(南アメリカ大陸)、

キリマンジャロ(アフリカ大陸)、コシウスコ(オーストラリア大陸)、

ヴィンソン・マシフ(南極大陸)

※エベレストは英名で、ネパール側ではサガルマータ、チベット側ではチョモランマと呼ぶ。

 また、デナリは英名マッキンリー。

・「七つの海」

大航海時代…大西洋、地中海、メキシコ湾、カリブ海、太平洋、インド洋、北極海

現代…北大西洋、南大西洋、北太平洋、南太平洋、インド洋、北極海、南極海

次回は、文明、文化、芸術分野をご紹介します。