旅行業務取扱管理者講座の講師ブログ

学習を始める前に-揃えておきたいアイテム

このところ朝晩はめっきり冷え込むようになりました。11月の和名は「霜月」と呼ばれるように、今月に含まれる二十四節気は7日が「立冬」、22日が「小雪」ですので、寒いはずです。季節は晩秋を迎え、やがて冬がやってきます。

さて、本格的に学習を始められた方もいらっしゃると思います。学習にあたり、順次お送りする教材で十分に合格レベルまで到達できますが、補助教材類として下記のものをお揃えいただくと、より便利で効果的です。

① 地図帳
 余り詳しくなくても結構ですが、観光地や世界遺産が掲載されているものがベストです。国内地理については全国道路地図が見やすいでしょう。学校向けの市販白地図を併用し、書き込みをすると地理感覚が鍛えられ、より学習効果が高まります。

② JR時刻表
 運賃・料金や、路線の確認用。巻頭の索引地図が便利で、観光地の所在地確認にも役立ちます。総合管理者試験ではJR時刻表本文の読み取り問題が出題されます。JR(JTBでも可)の大型時刻表で、最新のものをご用意下さい。1冊あれば十分で、毎月購入する必要はありませんが、3月号は改正が多いので欠かせません。

③ ツアーパンフレット
 旅行会社のツアー・パンフレットは生きた教材です。行程中の観光地や、各種の写真・イラストは観光地理の学習におおいに役立ちます。日程表は、試験のモデルコース問題対策に、地理感覚を養うためにも効果的です。また、さまざまな記載事項や「ご旅行条件」は、法令・約款の規定を具体化したものです。
パンフレットは実務知識の宝庫です。旅行気分で楽しく学べ、おまけにタダで貰えますので、たくさん集めておきましょう。

④ その他
 実務科目はできるだけ多くの実務資料に見慣れておくことが大切です。機会があれば、駅や空港でさまざまな資料類を集めてください。各観光施設を始め、都道府県や州・政府の観光課、観光局が作成しているパンフレットやリーフレット類も大変参考になります。DVDの無料貸出しを受けられるところもあります。
 インターネットをお楽しみでしたら、日本中、世界中のさまざまな旅の情報を、居ながらにして収集することができます。
 また、法令や規則の原文を読んでみたい方は、「e-gov法令検索」が便利です。