旅行業務取扱管理者講座の講師ブログ

春の「鉄」分補給してますか?

脳内筋肉体操でだいぶお疲れになったことと思います。
今回、次回は一休みして、春のJRダイヤ改正にからむ話題をお届けします。

例年3月には、JR旅客鉄道6社全国一斉のダイヤ改正が行われます。今年も3月18日に実施されましたが、今回は久しぶりの大型改正で、多方面に渡りました。
内容だけでなく、改正時期も3月18日、4月1日、更には5月20日(予定)と、分散したのも珍しいことです。試験にかかわる改正事項は、各教材や改正情報でお伝えしていますが、今回は試験対策を離れて、JR各社のトピックスを独断と偏見で取り上げてみました。

1.「うめきたエリア」が開業(JR西日本)
大阪市の玄関口である大阪駅に、新たに地下駅が誕生しました。愛称は「うめきたエリア」です。今まで大阪駅に停車できなかった特急「はるか号」「くろしお号」をはじめ、すべての大阪東線経由の列車が直通するようになりました。新駅だけでなく、地上も大きな変貌をめざし都市計画が進行中で、国際都市大阪の新たな玄関口として期待が集まっています。
また、世界初という「フルスクリーンホームドア」が設置されます。これは、列車のドアの位置に合わせてホーム側のドアが自在に動くという、画期的なものです。改札では顔認証という試みも始まっているようですが、顔パスで列車に乗れるとは、ちょっといい気分ですね。

2.相鉄線、お江戸へ(JR東日本)
関東地区でも駅や鉄道の話題が豊富です。昨年のことですが、渋谷駅と周辺の大改造はメディアでも注目を集めました。この春は、相鉄線の都内乗り入れが話題となっています。海老名〜横浜間がメインの相鉄にとって、都心乗り入れは長年の悲願達成です。
一方、埼玉住民の私としては、神奈川の海老名から埼玉の川越や小川町、浦和美園まで直通列車が通るとは、感慨無量です。今までも埼京線や湘南新宿ラインの誕生で、都心をまたがって走る列車に感動を覚えましたが、それ以来のことです。まだ乗っていませんが、そのうちに試してみたいものです。

3.オフピーク定期券誕生(JR東日本)
この定期券は、もうお持ちの方もいらっしゃるでしょう。東京の電車特定区間では、オフピーク時間帯に利用できる割安の通勤定期券です。一方、ピーク時に使用する定期券は値上がりとなりました。これで、少しでも通勤地獄を緩和しようという狙いです。
通勤ピークの時間帯は、当然ながら駅により異なります。「○時○分まではピーク」と決められるわけですが、合わせる時計はどうなるのでしょうね? もしも電車が遅延したら? 私はすでに何年も定期券を持ったことがないですが、境目の時間にちょっと興味があります。