旅行業務取扱管理者講座の講師ブログ

謹賀新年

 明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。

 今年は辰年です。辰(龍)は、十二支の中で、唯一の想像上の生き物です。霊力を持ち、水と戦の神として民間に篤く信仰されています。中日ファンも熱いですよね!
 「戦の神」ならば、受験勉強の守護神にもなるでしょう。皆さんもこの秋の試験に向けて、昇龍のごとく新年猛ダッシュしましょう。

 さて、毎年試験範囲のどこかで改正が予定されています。しかし、「いつ、どんな改正があって、いつまでのものが試験に関係あるのか?」はっきりわからないと気になるものですね。
旅行業務取扱管理者試験では、例年、次の時期を基準として問題が作成されます。
① 国内旅行業務取扱管理者試験…6月1日
② 総合旅行業務取扱管理者試験…8月1日

 この期日以降の改正事項は、試験には出題されません(出題されたら大フライングです)。
 一般に、法令改正が多いのは1月、4月、10月などです。10月改正は今年の試験に関係ありません。では今年前半にどんな法改正等があるか(ないか)? わかっている範囲で、重要なものだけ挙げておきます。また、一部すでに昨秋改正された事項も含みます。
○旅行業法令、旅行業約款…大きな改正はありません。現行教材の内容で十分対応できます。
○JR関連…例年3月のダイヤ改正に併せて、各種規則も改正されます。ダイヤ改正そのものは、余り試験に関係ありませんが、料金計算ルールはだいぶ変わります。特に、新幹線との乗継割引制度が撤廃されます。昨年から制度の縮小が図られてきましたが、今回で完全撤廃となります。時刻表3月号は必携です! 過去問題や市販参考書は古いままなので気をつけてください。
○世界遺産…日本の世界遺産は、「佐渡金山」が有力候補となっています。ここまで紆余曲折がありましたが、今回スッキリと登録してほしいものです。
 なお、世界遺産の決定時期と問題作成基準日を考慮すると、総合旅行業務取扱管理者試験には反映されますが、国内旅行業務取扱管理者試験には「世界遺産」としては出題されないでしょう。
 海外の世界遺産については、6月下旬〜7月に予定されている世界遺産委員会で新規登録物件が決まります。

上記のほか小改正もありますが、省略します。今後新たな改正があれば、このブログでも紹介していくつもりです。

それでは、本年もよろしくお願いいたします!