社会保険労務士 加藤光大さん

実務家密着取材

直撃インタビュー
社会保険労務士 加藤光大さん

社会保険労務士   加藤光大 さん

1963年東京生まれ。中央大学商学部卒業後、営業経験を重ねる。1996年社会保険労務士の資格を取得し、1998年に独立開業。

2004年に「K-Net社労士事務所」を開設。

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社労士は、かたい頭を丸くする。
情に流されず、義理を立てる中立的な仕事。

試験に合格して資格を取得した後、実際にどのような仕事を行うのか。フォーサイトでは活躍中の実務家を直撃し、その実像に迫ります。今回は、社会保険労務士の加藤光大さんからお話を伺いました。

どのようなお仕事をされているのでしょうか

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社会保険労務士とは、労働・社会保険に関する法律や人事・労務管理の専門家です。「ヒト・モノ・カネ」という企業経営の3つの要素の「ヒト」に特化したエキスパートです。採用から退職までの労働・社会保険に関する諸問題、さらに年金の相談にも応じます。事業主と労働者の架け橋となる仕事です。具体的には、その会社に勤める労働者の雇用保険や厚生年金保険等の手続き、また事業主に代わり給与計算や助成金の申請等を行います。

その他、法律知識をいかしコンサルティング業務を行うこともあります。

 私は現在、独立し事務所を構えています。平成12・13年度には全国農協中央会主催「季節就農者広域確保推進連絡会議」委員に、平成14年・15年度には、「西東京市男女平等参画推進委員会」副委員長などの実務を中心に行いました。今は現場で得た経験をいかして、社労士になるための資格受験指導の講師、カウンセリングが主体です。

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自宅兼事務所で作業する加藤さん

自宅兼事務所で作業する加藤さん

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社労士の資格を取ろうと思ったきっかけは何ですか

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実は、社労士になる前は蕎麦職人だったんです(笑)大学卒業後、一般企業に就職しました。営業職だったのですが、どうも合わなくて・・・。モノづくりに目覚め、手打ち蕎麦職人として10年修行しました。しかし、腰を痛めてしまい、改めて自分の人生を見つめ直しました。一人で出来る職業、30代という自分の年齢を考えた結果、「社会保険労務士」を選びました。

 『法的な手続きをする仕事』というイメージが強かったのですが、独学で受験勉強をする中で、『講師』という仕事があると気付きました。合格後も、自然に『教える』方の道に進みましたね。

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書棚には法律関連の書籍が多く並ぶ

書棚には法律関連の書籍が多く並ぶ

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仕事のやりがい・報酬はどのようなものでしょうか

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合格後は受験指導校の社労士課へ転職、1年後に専任講師となり独立し、開業しました。「独立するなら今だ!」というタイミングがあったんです。何の伝手もなく飛び込んだ業界なので、本当に手探りでした。受験勉強も通信講座で独学に近い状態だったので、知人・友人はゼロでした(笑)

支部会やセミナーに積極的に参加するタイプではないので、「大丈夫かな?」と思う場面はありましたね。それでも、講師の仕事だけでなく、全国農協中央会主催の「季節就農者広域確保推進連絡会議」の委員、「西東京市男女平等参画推進委員会」副委員長になるなど実務の経験もこなしました。今でも労務に関する仕事も若干受け付けていますが、知人の社労士からの相談が多いです。講師の仕事のやりがいは、教材を作るなど『ものづくり』の楽しさ、ヒトと学べる喜びを実感できる点です。多くのヒトと知り合うことで、いろいろなことを学べるというのもやりがいにつながっています。

 収入については、同世代の平均的なサラリーマンと同じかちょっと上というところではないでしょうか。大企業の方だとかなり稼いでらっしゃると思いますが、上を見るとキリがありませんし(笑)

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独立タイミングを見極め、開業

独立タイミングを見極め、開業

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仕事をスムーズに進める上で心がけていることは何でしょう

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社労士に必要なスキルというのは“気づき”だと思います。

ヒトに対する仕事ですから、ヒューマンスキルが求められます。社労士の実務的な仕事は、自分ではなく相手のペースに合わせて行います。事業主と労働者の間に立ち、バランスをとってうまく仕事が回るようにするお手伝いをしなければなりません。実際に報酬をいただくのは当然事業主からですが、労働者の定着率・生産性を上げるためには労働者の意見をよく聞くことも必要です。事業主、労働者の気持ちをくみ取ることが出来るように気を配ることが大切なのではないかと思います。

 今メインにしている講師の仕事も、受講生たちと日々向き合う仕事です。その場限りの判断ではなく、長期的にみて多くの方に喜ばれる仕事をしたいと考えています。

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“気づく”能力で真価が問われる

“気づく”能力で真価が問われる

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メッセージ

まずは合格しないと始まりません。受験勉強にもいろいろ方法はあると思いますが、まずは合格するために必要な知識を身につけてほしいと思います。その後のことは受かった後に考えればいい(笑)

とにかく合格して、それから実務を通じて学びながら必要なスキルを身につけていってもらえたら、と思います。


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