ファイナンシャルプランナー講座の講師ブログ

金融の知識はどう役立つ?

皆さん、こんにちは。ファイナンシャル・プランナーの伊藤亮太です。
今回は金融を学ぶ意義について解説します。

金融を学ぶことによって何か役に立つことはあるのでしょうか?金融は経済と密接であり、金融がわかれば経済の動きを捉えることにもつながります。また、株価動向は各企業の業績が反映されることから、企業業績にも敏感になることでしょう。金利動向は各国の信用度合いや経済状況を知る一つのメカニズムとして把握できます。もちろん、日本経済新聞のような経済を中心とした新聞や雑誌をスラスラ読むことができ、さらに新しい知識を付加することで日本の先行きがどうなのか?ご自身なりに想像することができることでしょう。

最新の金融関連の技術や知識を知れば、ご自身の生活にも活かすことができます。例えば、銀行に行かず自宅でインターネットを利用して振り込みを行う、デジタル通貨をもとに買い物などを行うことができます。つまり、金融の知識をもとに、ご自身の生活における利便性を高めることにつなげられるのです。

この他、ご自身の資産運用でも活かすことができます。株式投資をどう行えばよいか?またどういった企業の株式を買えばよいのか?預金するならどこの銀行が魅力的か?金融の知識があればどう対応すべきかわかるようになりますよね。ご自身の資産はご自身で守る。そのためには金融の知識は必要不可欠です。

さらに言えば、住宅を買う時の金利は変動金利にすべきか?固定金利にすべきか?金利はどこが低く魅力的か?借り換えるときはどこの金融機関を選べばよいか?人生における三大資金は教育・住宅・老後資金と言われていますが、こうした資金計画、金利選択などにも金融の知識は役に立ちます。

このように様々なところで、金融の知識は役に立ちます。FP資格取得対策はそのまま生活に役立てられる実学です。是非試験勉強として終わりにするのではなく、その後も継続して役立てられるようにしてくださいね。

<過去問題の演習>
3級・2級受験者、いずれも解いてみてください。

次の問題に答えなさい。○✕問題

【問題1】
雇用保険の育児休業給付金の額は、当該育児休業給付金の支給に係る休業日数が通算して180日に達するまでは、1支給単位期間当たり、原則として休業開始時賃金日額に支給日数を乗じて得た額の50%相当額となる。

<解答> ✕
180日に達するまでは、1支給単位期間当たり、原則として休業開始時賃金日額に支給日数を乗じて得た額の67%相当額となります。

【問題2】
2009年4月以後の国民年金の保険料全額免除期間(学生納付特例制度等の適用を受けた期間を除く)は、その1/2に相当する月数が老齢基礎年金の年金額に反映される。

<解答> ○
2009年4月以降の国民年金の保険料全額免除期間(学生納付特例制度等の適用を受けた期間を除く)は、国庫負担(税金)相当分が支給されることから、その1/2に相当する月数が老齢基礎年金の年金額に反映されます。

いかがでしたでしょうか?

それではまた次回、お楽しみに★