行政書士講座の講師ブログ

ペーパーレス

皆さん、こんにちは!
フォーサイト専任講師・行政書士の福澤繁樹です。

学習の進み具合は、いかがですか?
順調な方は、その調子をキープしていきましょう。
今ひとつ調子が上がらないという方は、一度、生活習慣を見直して、
毎日しっかりと勉強時間を確保することから始めてみましょう。

また、健康管理、感染予防に気をつけていきましょう。

昨今では、すっかり人口に膾炙された感のある、キャッシュレス化ですが、みなさんの
キャッシュレスの導入はどの程度進んでいますか?

今回は、このキャッシュレス化の前に、かなり話題というか喧しく議論されていた
ペーパーレス化のお話です。
そこで、みなさんのお仕事や日常でのペーパーレス化ですが、進んでいますか?
例えば、会社ではペーパーレスが進み、会議の書類が紙ベースでは配布されなくなった
とか、本を読むときは、紙の書籍ではなく電子書籍になったなど、意識しなくても、
様々な場面でペーパーレス化は進んでいると思います。
ちなみに、日本の紙の消費量は2017年の統計では、世界第7位となっています。
ただし、日本は世界有数の紙の回収再生率を誇るようですが…。

こんな大きな話から入っておいて何ですが、なぜこの話を書こうと思ったかというと、
行政書士の仕事は、まだまだ本当に紙ベースが多いからです。
私個人の業務でいうと、入札などは電子申請になった部分がありますが、大半の証明書や
申請は、まだまだ紙ベースです。そして、申請書に添付する住民票、戸籍、身分証明書、
納税証明書これらも紙です。加えて言うと、それらの住民票などを取得する申請書も紙です。
ですから、数枚の紙を出してもらうのに、1枚の紙を使用することになります。
そして、委任状を付けると、数枚の紙を出してもらうのに2枚の紙を使用し、遠隔地の場合
には、さらに送付封筒と返信用封筒という紙を使用します。
したがって、住民票を1枚取得するのに、申請書、委任状、封筒2通という紙を使用していることになります。
書いていても、本当に無駄だなと感じます。

なお、法務局で取得する、不動産や商業・法人などの登記事項証明書は、電子申請が可能です。
したがって、紙を使用せずネットで申請できます。ただ、郵送されてきますので、封筒、送付状、証明書本体の紙は使用されていますが…。
たとえば、全国の、すべての自治体において、住民票や戸籍などの証明書を、電子申請で発行することができるようにすれば、かなりの紙の節約ができると思います。
絵空事かもしれませんが、少し前に日本が目指した電子政府・電子自治体というのは、そのようなものだったのではないかと思います。
一部の自治体では、このような取り組みを行っていますが、まだまだ全面普及とはいかないようです。

書きたいことは沢山ありますが、今回は、このへんで。