行政書士講座の講師ブログ

産廃の許可の標準処理期間

みなさん、こんにちは。
フォーサイト専任講師の福澤です。

学習の進み具合はいかがですか?
順調な方は、その調子で!
いまひとつ・・・という方も、まだまだ挽回できます。気合を入れなおしていきましょう!

今回は、実務のお話です。
実は、某県に、2月の中旬に産廃の収集運搬の新規申請を出していたのですが、
それが、ようやく5月の中旬に許可が降りてきました。

実に、3か月間かかりました。
そもそも、発表されている標準処理期間は
2ヶ月ですが、そこから土日祝日は除くという条件が付きます。
そして、GWが挟まったこともあり、このような期間になりました。

もちろん、法律上は何の問題も無いと思います。

しかしながら、現実的な妥当性ということでは、
個人的には、やはり疑問が残ります。

許可を取得したい会社は、当然ですが、民間の時間感覚の中で
仕事をしています。

紹介先から、ある仕事の依頼が来て、その仕事をするには許可が必要である
というような場合に、その許可が降りるまで3か月かかるというのは、
やはり役所の感覚だと思います。

事前に許可を得ておけば良いと言う方もいるかもしれませんが、
事前に許可を得ておくことも、難しいケースもあります。

あまり具体的には書けませんが、ケースによっては、仕事を失うこともあります。

先にも書きましたが、法律的には問題が無いので、
あとは役所の意識の問題となります。

ぜひ、意識を変えて欲しいと思います。

今日は、この辺で。