行政書士講座の講師ブログ
アメリカの大統領選挙と行政書士試験

皆さん、こんにちは!
フォーサイト専任講師・行政書士の福澤繁樹です。

いよいよ11月に入り、段々と寒くなってきました。

今年は、コロナとインフルエンザの二つの脅威がありますが、
個人的には、手洗い・うがい、不要不急の人込みを避けるなどの
対策を徹底したいと思っています。

そうはいっても、社会生活を営んでいれば、
どうしても人込みの中に出ていかなければならないことになります。

そんなときのために、食事や生活に気を付けて
免疫力を上げていきたいと思っています。

さて、今話題のアメリカ大統領選挙ですが、
一般知識の題材としても概要くらいは知っておくべきかと思いますので、
ここでご紹介します。
(ちなみに、これを書いているときはちょうど開票速報をやっています)

まず、ご存じのとおり、歴史的に、アメリカでは、
共和党と民主党の二大政党制となっています。

ちなみに、トランプ大統領が属する共和党は、
保守的政党と位置付けられ、南部、中西部の白人が支持層といわれています。
政策的には、大企業への法人税縮小、規制緩和などの傾向があるといわれています。

これに対して、バイデン氏が属する民主党は、
労働者やマイノリティーに支持され、音楽業界か映画業界からも支持される政党です。
さらに、比較的リベラルな印象があります。

次に、大統領選挙の特徴として、最大のポイントは、間接選挙であり、
まず、一般投票を行って各州の選挙人団を選出し
(州民が、大統領・副大統領候補の名前ペアが記されている選択肢に
チェックを入れて投票し、これらの票はその大統領・副大統領候補のペアへの
投票を誓約する選挙人候補団への投票となり、選挙人団はその付託に
従って選挙人選挙で投票する)、
その後に選挙人団が大統領を選出するという流れになります。

・一般投票→「11月第1月曜日の翌日の火曜日」→各州の選挙人団を選出
・選挙人団→「12月の第2水曜日の後の最初の月曜日」→大統領を決める
ただし、選挙人団は、付託された有権者の意思に反して大統領候補を
選ぶことはないため、実質的には一般有権者の投票の結果で、
大統領が決定することになるそうです。

日本ではあまり紹介されない、後者の選挙人選挙ですが、
アメリカ大統領選挙を特徴づけるポイントなので、ぜひ覚えておきましょう。

今回は、このへんで。