行政書士講座の講師ブログ
赤門

皆さん、こんにちは!
フォーサイト専任講師・行政書士の福澤繁樹です。

今年受験される予定の方は、いよいよ目前に迫ってきましたね。
ここから、まだまだ上げていきましょう!

来年受験の方は、学習の進み具合は、いかがですか?
順調な方は、その調子をキープしていきましょう。
今ひとつ調子が上がらないという方は、一度、生活習慣を見直して、毎日しっかりと勉強時間を確保することから始めてみましょう。

私は、週に2回程度フォーサイトのスタジオに撮影に行きますが、その途中に東京大学の赤門があります。
もちろん、私は東大には何にも関係がないのですが、私の好きな歴史学者さんの磯田道史氏の原作の映画「武士の家計簿」の中に、中村雅俊さんが演じる主人公の父親が、節約のために赤門の表側のみを赤く塗る方法を編み出した、という話があり、かねてから興味がありました。
そこで、赤門の由来が気になり調べてみました。

まず、そもそも大名屋敷の門を赤く塗ることができるのは、将軍家の姫が嫁いだ大名家だけに許された特権だったようです。
つまり、門が赤ければ将軍家の姫が輿入れした家、それ以外の大名家は黒門というのが定石のようです。
そして、東大の赤門は、徳川家斉の第21女・溶姫(やすひめ、ようひめ)が第12代藩主前田斉泰(なりやす)に御輿入れの際に建造されたものだそうです。

なお、現代では、赤門というと東京大学のそれを指しますが、黒門の場合には、いろいろと有名どころがあるようで、たとえば、大学であれば専修大学を黒門と異称したり、寛永寺の総門(以前は黒門町という名称の地名があったらしい)、さらには池田家江戸屋敷の黒門(重要文化財)の通称だったりするようです。

今回は、このへんで。