危険物取扱者乙種4類講座の講師ブログ

第4類の各物質の特徴とは

みなさん、こんにちは。

フォーサイト専任講師の姥谷です。

前回は「第4類の共通事項」の過去問を紹介しましたが、今回は「第4類の各物質の特徴」について見ていきたいと思います。

まず、第4類の各物質の特徴を見る前に第4類の危険物の全体像は以下のようになります。

この点については、法令科目とも共通する内容ですので、忘れている方は、改めて、概要を確認しておいてください。

①特殊引火物

②第1石油類

③アルコール類

④第2石油類

⑤第3石油類

⑥第4石油類

⑦動植物油類

一口に第4類の危険物といってもこのように細かく7つに分類することができます。また、以前にもご紹介していますが、「分類」できるということは、何らかの基準があるということです。

第4類危険物をこのように7つに分類できるのは、アルコール類を除いて、主として「引火点」によるものです。そのため、各物質の特徴として「引火点」に関する知識はよく出題されます。

なお、引火点と間違いやすいものとして、発火点というものがありますが、これらは異なります。この点については、また物化の分野でいずれご紹介できればと思いますが、今のところは、頭の片隅にでもとどめておいてください。

今回は、「第4類の各物質の特徴」についての全体像をご紹介しましたが、次回は、第4類の各物質の特徴のうち、「特殊引火物」についてご紹介していきたいと思います。