危険物取扱者乙種4類講座の講師ブログ

第2石油類とは

みなさん、こんにちは。

フォーサイト専任講師の姥谷です。

前回は第1石油類の過去問のうち「横断的な過去問」についてご紹介しましたので、今回からは、「第2石油類」について見ていきたいと思います。

第2石油類とは、1気圧において引火点が21℃以上70℃未満の引火性液体を指します。引火点が常温(20℃)より高いため、常温では引火しません。

すでにご紹介したとおり、第4類の危険物は、アルコール類を除いて、主として引火点によって区分されますので、まずは、第2石油類の引火点が21℃以上70℃未満という点は、必ず押さえておきましょう。

第2石油類において、非水溶性のものは灯油、軽油といった比較的耳目にする危険物の他、クロロベンゼン、キシレン、1-ブタノール 、スチレン、テレピン油といったものがあります。これに対して、水溶性のものは酢酸、プロピオン酸、アクリル酸などがあります。

第2石油類も第1石油類と同様に非水溶性と水溶性の区分があります。

非水溶性のものとしては、灯油軽油、水溶性のものとしては、酢酸の出題頻度が高いので、この3つの危険物については、優先的に学習するようにして下さい。

また、過去の本試験では、灯油と軽油の共通点・相違点を問う問題が出題されていますので、この点を意識してインプットすると良いでしょう。

今回は、「第2石油類」についてご紹介しましたので、次回は、第2石油類のうち「灯油」についてご紹介していきたいと思います。