危険物取扱者乙種4類講座の講師ブログ

基礎的な物理学及び基礎的な化学(物化)について

みなさん、こんにちは。
フォーサイト専任講師の姥谷です。

前回から、試験科目である危険物に関する法令(法令)についてご紹介しましたが、今回は、同じく試験科目である基礎的な物理学及び基礎的な化学(物化)について見ていきたいと思います。

この科目は、本試験では10問出題され、苦手とする人が多く、合否を分ける科目です。
危険物取扱者の試験では、3科目全体で60%以上の得点で合格できるのではなく、科目ごとに60%以上得点できないと合格することができません。
そのため、この科目が不得意だからといって避けて通ることはできません。

この科目は、いわゆる文系・理系の区分でいうと理系に分類され、理系出身の方が有利であることは、間違いありません。
しかし、文系の方であっても心配はいりません。

物理学や化学というと拒絶反応を起こすかもしれませんが、乙種の試験で問われるのはあくまで基礎的な物理学・基礎的な化学であり、中学から高校1年程度の内容であるため、しっかと学習すれば、合格基準である10問中の6問は正解することができます。

全分野を完璧にこなそうとするのではなく、燃焼と消火に関する理論のところを得点源にする対策が有効になってきます。

次回は、危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法(性消)について見ていきたいと思います。