危険物取扱者乙種4類講座の講師ブログ

危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法(性消)について

みなさん、こんにちは。
フォーサイト専任講師の姥谷です。

前回は、試験科目である基礎的な物理学及び基礎的な化学(物化)についてご紹介しましたが、今回は、同じく試験科目である危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法(性消)について見ていきたいと思います。

この科目は、本試験では10問出題され、暗記事項が多い科目です。
特に4類である引火性液体は、危険物全体の8割程度になるため、取り扱う物品も多くあります。
しかし、試験で問われるのは、その中の一部に限られます。

この科目は、ガソリンや灯油といった比較的身近にあるものからエチルメチルケトンや二硫化炭素などあまり聞いたことがない物品などの各種性質を押さえていかなければなりません。
その前提として4類の一般的な性質を知識としてインプットしおけば、各物品がその例外に該当するか否かという観点から問題を見ることができ、暗記効率が高くなります。

まずは、個別的な物品を見ていく前に、蒸気比重は、すべて1より大きいといった4類の共通点をしっかりと頭に入れていくことが重要になります。
事細かく各物品の性質を丸暗記するのではなく、問題集から、過去に問われているポイントを優先的に暗記していくことが学習を進めていくうえで効率的です。

以上、全3回を通して「試験科目」について簡単にご紹介しましたが、
次回からは、危険物取扱者の試験制度について見ていきたいと思います。