みなさん、こんにちは。
フォーサイト専任講師の姥谷です。
前回は、「仮貯蔵と仮取扱い」についてご紹介しましたが、今回は、貯蔵・取扱いの基準のうち「共通基準」について見ていきたいと思います。
危険物の貯蔵・取扱いに関しては、危険物の種類を問わない「共通基準」と「危険物の種類ごとの基準」に分かれます。
この共通基準とは、製造所等における危険物の貯蔵・取扱いに関して、守らなければならないルールのことであり、以下のようなものがあります。
⓵みだりに火気を使用しないこと
⓶危険物のくず、かす等は、1日に1回以上危険物の性質に応じて安全な場所で廃棄その他適当な処置をすること
⓷常に整理及び清掃を行うこと
上記⓵~⓷については、次のような点にご注意ください。
⓵「みだりに」という部分は、「いかなる場合であっても」というように本試験では引っ掛けてきます。
⓶「1日に1回以上」という部分は、「1週間に1回以上」というように数字を入れ替えて出題されたりします。
⓷「常に」という部分は、⓵とは異なり、例外はありませんので、「〇〇の場合を除いては」というように例外を認める表現がないか確認が必要です。
この他にもいくつかのルールが存在しますが、常識的に解ける問題も多いと思います。
なお、この単元は、出題頻度は高いですが、そこまで難易度の高い問題が出題されるわけではありませんので、必ず得点したいところです。
次回は、貯蔵・取扱いの基準のうち「類ごとの基準」について見ていきたいと思います。