公務員試験対策講座の講師ブログ

令和3年度施行 特別区職員 Ⅰ類採用試験 問17

皆さん、こんにちは。 数的処理科目担当の岩崎郁人です。

さて下記リンクの問17は約数・倍数の問題です。

http://www.tokyo23city.or.jp/saiyo/sikenmondai_r03/siken_pdf/ichirui/kyouyou.pdf

私が調べた範囲では、さほど正答率が高くはなかったようなのですが、「きっちりと正解してほしいな」という思いがあるので今回の記事のテーマとしました。

テキストの「割り算と余り」の論点の学習を終えている方はすでにトライできます。自信をつけていきましょう。

①「正の整数が3 、7 、11のいずれでも割り切れる」

この情報は何を与えてくれているでしょうか?「nで割り切れる」というフレーズ=「nの倍数」を意味しました。

ですから、3の倍数でもあり、7の倍数でもあり、11の倍数でもあるような数字、すなわち3、7、11の公倍数だということが言えそうですね。

最小公倍数は231ですから、さらに、231の倍数をチェックしていきます。

②1 桁の整数a、b、cを用いて表される4 桁の正の整数「a b c 6」

1の位が6だということは、231にかけて1の位が6になるのは1の位が6の整数をかけた場合のみだということに気づきましょう。(231×6=1386、231×16=3696)

このようにして探っていくと、231×36=8316が4ケタの整数の中で最大のものとなることがわかり、正答は8+3+1+6=18だと言えます。

テキストの例題の理解で、きちんと解けていくことが分かると思います!