すでにSCOAについては過去に整理した記事を書いています。
公務員試験とSCOA | 公務員試験対策講座の講師ブログ (foresight.jp)
もう2年以上も前ですね。
では、なぜ再び同じようにスコアについて述べるのかというと、「どうやって勉強したらいいのか?」ということについてもう少し丁寧に触れておく必要があると感じたからです。
そもそものきっかけは、上記リンク記事内で参考書籍として挙げた、
②明快! SCOA総合適性検査 [2021年度版] (大学生の就職Focusシリーズ)
就職試験情報研究会 (著)
がきっかけです。
ある日、
「SCOAの自治体対策、どうしたらいいですかね?」
との質問を受け、いつも通り、(公務員試験の教養科目を一通り勉強した受験生であることはわかっていたので)
「週末にちょこっと、このあたりの書籍に軽く目を通すといいと思いますよ」
とアドバイスしました。
すると、数分後、速足で駆け寄ってきて
「こんな高い本買うんですか?」
と言われました。
??????
詳しく事情は探っていませんが、どうも廃盤というか絶版になったのかプレミアがついているみたいです。
さすがにこの金額のものを薦めるのもどうかなと思い、再度対策を練りなおしてみた次第です。
上記リンクで推薦した
【SCOAのテストセンター対応】これが本当のSCOAだ! 【2019年度版】
SPIノートの会 (著)
のほうでSCOAの傾向は把握できるはずです。
一般教養科目をきちんと学んでおられれば、そこに記載のある問題だけ目を通せば特に心配することはありません。
ただ、どうしても「それだけでは心配だ!」
という方、
あるいは
「スコアのある自治体しか受けないから、そこに通過するためにきっちりトレーニングするとしたら、どんな書籍があるか?」
という方
のためにいくつか参考になる書籍の方向性を整理しました。
過去記事でも述べましたように、多少のずれはあれど、おおむね、「公務員試験の一般教養科目」ですから、結論を言ってしまえば、「公務員試験の簡単な部類」の参考書がほぼ転用可能です。
具体的には下記の3つの対策を今回オススメしておきます。
①「公務員試験 高卒・社会人程度」と記載のある書籍。
その中の数的推理・判断推理・空間把握(資料解釈は不要かな…)、社会科学、人文科学、自然科学
(レベル的にはSCOAを超えてしまっています。しかし、周りのレベルが市役所行政職・地上、国家一般との併願が考えられる場合はこのあたりまでやっておくと安心です)
②公務員試験「新教養試験」「社会人基礎試験」「Light」と銘打ってある書籍。
数的推理・判断推理・空間把握あたりに苦手意識のある方に向けて、です。
このあたりであれば①よりもレベル的には近くなりますし、数的、言語関係の網羅範囲もかなり近づけます。
ただ、これらの書籍の場合、多くが、理科、歴史といった科目が対策から漏れているので、そこには留意が必要です。
③一般的な就職活動の「SPIの書籍」
語句や英語の対策も、「公務員試験の文章理解一点買い!!!」だとSCOAから少し離れてしまうので、このあたりを強化したい方は内容面で比較的近いと考えられます。
数的科目は少しずれが生じるかなという印象はありますが…。
また②同様に理科社会といったものが漏れてしまいます。
いずれにせよ、一般教養科目を学んでいない場合、公務員試験のSCOAは
「一冊だけでなんとかする」
というスタンスはかなりリスキーだと考えています。
上記のように書籍を組み合わせながら万全な対策をとられることをオススメします。
ちなみに時事の分野以外は最新版である必要はないので、古本であれば費用もおさえることが可能かと思います。
ぜひ参考にしてみてください。