「一般的な教養科目の対策をしていたのだが、受験先の出題がSCOAというものらしい。
どうしたらよいか?」という相談を受けることがあります。
第一志望でなくとも、併願先を検討して言った結果、そのひとつが
いわゆる旧来の公務員試験のタイプとは異なるというのはよくあることです。
まずはSCOAであることに「どのようにして気づくのか?」というと、
次のような文言が受験案内に記載されていることで、推定が可能です。
(※あくまで、「推定」です。「SCOAを使用しています」と
宣言されることはまずないので、最終的には丁寧に受験案内を読む必要があります。)
では次に、「SCOAとはなにか?」ということですが、
NOMA総研が開発・販売する筆記試験です。
いくつか試験の類型はありますが、一例として5つの尺度
「言語」「数理」「論理」「常識」「英語」で受験生の能力を図ろうとするものです。
従来の公務員試験の対策をしていた、あるいはこれからする予定なのであれば、
「試験範囲の網羅」という点については、なんら心配はいりません。
それぞれの内容は、どの科目で網羅できているかを検証します。
以上のように、教養試験の対策をされた方あるいはする予定の方であれば、
抵抗なく解答することが期待できます。
とはいっても「試験会場で問題のパターンを初めて見る」という事態は
どんなに実力のある受験生であっても避けなくてはなりません。
問題が公開されているわけではないので、下記の2冊を推薦図書として挙げておきます。
①【SCOAのテストセンター対応】これが本当のSCOAだ! 【2019年度版】
SPIノートの会 (著)
②明快! SCOA総合適性検査 [2021年度版] (大学生の就職Focusシリーズ)
就職試験情報研究会 (著)
最後に、「SCOAの自治体のみを受験する予定で、
特に一般教養を学習する予定はない」という方に注意点です。
以上のように、一般教養を学習したうえで併願する受験生は、
試験範囲の網羅、およびレベルの点で十分に余裕をもって受験してきます。
上記2冊の対策本では不安という場合、公務員試験の
一般知能(数的処理・文章理解)・一般知識(人文科学・自然科学・社会科学)の
それぞれを初級レベルで構わないので学習しておかれることをオススメいたします。
(参考サイト)
NOMA総研ホームページ