旅行業務取扱管理者講座の講師ブログ

旅行業務取扱管理者試験とは

●就職・転職活動への寄与
 この資格は、旅行業務に特化した資格ですから、現在、受験生で最も多い層は、旅行業界に就職・転職を目指す方々です。改めていうまでもないことですが、就職活動への寄与という観点から見てみましょう。
 この資格は旅行業界には必須の資格です。国家試験に合格した事実は、その人が努力家であって、かつ、高い能力があることを国が証明しているわけです。学習に打ち込むにつれ、旅行業界と旅行業務について、自分の中で、より具体的な知識と関心が深まっていきます。このことは、そのまま志望動機や面接の応答に反映されます。
 ただし、この資格を取得したからといって、すぐに「旅のエキスパート」となるわけではありません。車の免許と同じで、初心者マークでは運転がうまいはずはありません。また、旅行業者への就職が保証されるわけではありません。入社後に学ばなければならないことは、まだまだたくさんあります。
 旅行業はサービス業です。形のないものこそ信頼感が大切で、それには「人物」が大きな要素となります。そのためにこそ、試験勉強で得た自信が自分を大きく強くしてくれるでしょう。
 また、この資格は単に旅行業界のみでなく、旅行に関連する業界(ホテル・旅館業、運輸業、レジャー産業など)でも評価されています。

●人生をより豊かに
 前回お話したように、就職・転職以外の目的で旅行業務取扱管理者試験を受験される方も多数おられます。「旅行」というジャンルでありながら(あればこそ)、幅広く奥深い知識を学ぶことが、知的好奇心をおおいに刺激するのではないでしょうか。
 この学習を通じて得た知識は、旅行を趣味とする方の行動半径をより広く、夢と感動をより大きく、深く、ご自身の旅を更に幅広いものにしてくれます。国内・海外の地理や文化の学習は、新鮮な発見の喜びを与えてくれるでしょう。旅の魅力は一段と深まり、次の旅への思いがより高まることでしょう。
 また、法令や約款の知識を付けることで、消費者として取引上の無用なトラブルを未然に避け、より安全で快適な旅行を満喫することができるでしょう。

さあ、あなたも旅行業務取扱管理者になってみませんか?