社労士になるには?資格のメリットから勉強のポイント、働くまでの流れも紹介
更新日:2024年8月19日
企業や個人に対して、労働法や社会保険制度に基づいたアドバイスを提供したり、社会保険の手続きを代行したり、従業員の加入手続きや給与計算、保険料の申請書作成などを行う職種が社会保険労務士(以下、社労士)です。独立開業を目指せば高収入で、会社に縛られずに仕事ができることや、企業で活動する場合でも、就職・転職に強くなるため、近年、社労士を目指す人が増えています。
では実際に、社労士を目指す場合、どのような方法があるのでしょうか。
ここでは、社労士になる方法について網羅的にご紹介しつつ、社労士試験の概要から合格後の流れについても解説します。
- 社労士を目指す場合、試験に合格し、全国社会保険労務士会連合会への登録が必要です。
- 社労士試験の受験資格は学歴や実務経験、試験合格によります。
- 試験は選択式と択一式で構成され、難易度は高めです。
- 合格後は、登録手続きと費用が必要で、勤務、転職、開業といったキャリアパスが考えられます。
- 短期間で合格したい場合、通信講座がおすすめです。
- 社労士は、労働者や企業の労務環境に関するアドバイスを行う専門家です
- 社労士試験は、社会保険労務士制度に基づく資格試験です
- 社労士試験は、合格率が低くて突破できる方の少ない試験です
- 社労士試験に合格したら、全国社会保険労務士連合会(全社連)に登録します
- 社労士としてのキャリアを計画的に進め、自分に合った働き方を選択しましょう
フォーサイト小野賢一のご紹介
「そうだったのか!」という驚きや嬉しさを積み重ねましょう。そうすることで、少しずつ実力が身につきます。
社労士試験に合格することで、「なりたい自分」になれます。「なりたい自分」をめざして頑張りましょう!
社労士になるには
社労士になるためには、社会保険労務士試験(以下、社労士試験)に合格し、全国社会保険労務士会連合会の社会保険労務士名簿に登録しなくてはなりません。社労士は、労働者や企業の労務環境に関するアドバイスを行う専門家であり、労働者の保険や年金の相談業務、企業の労務管理の相談業務などを担当します。
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社労士試験の受験資格とは
社労士試験の受験資格は、大きく以下の3つに分けられます
学歴:大学、短期大学、専門学校、高等専門学校(5年制)などでの卒業、または厚生労働大臣が認めた学校の卒業。
実務経験:労働社会保険諸法令に基づき設立された法人の役員や従業者、公務員、日本郵政グループの役員や職員、社会保険労務士又は弁護士の補助者、労働組合の専従役員、会社や法人の労務担当役員などの実務経験。
試験合格:社労士試験以外の国家試験合格、司法試験予備試験などの合格。
なお、受験資格を有することを明らかにするために、申込時には「受験資格証明書」を提出する必要があります。
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社労士試験について
社労士試験は、社会保険労務士制度に基づく資格試験です。以下で試験の概要をご紹介します。
- 費用:15,000円(税抜き)。払い込みに必要な手数料は受験申込者負担です。
- 試験日程:試験は例年8月第4日曜日に実施されます。
- 試験方式:選択式の 計8科目、及び択一式の計7科目です。
- 試験内容:労働基準法、労働者災害補償保険法、雇用保険法、健康保険法、厚生年金保険法、国民年金法などが含まれます。選択式では、労働保険の保険料の徴収等に関する法律から出題はされません。一方、択一式の労働者災害補償保険法と雇用保険法は、各10問のうち問1~問7が労働者災害補償保険法と雇用保険法から出題され、問8~問10の3問は労働保険の保険料の徴収等に関する法律の中から出題されます。
- 合格基準:選択式試験と択一式試験のそれぞれの総得点と、科目ごとに定められます。各成績のいずれかが合格基準点に達しない場合は不合格です。
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社労士試験に合格するためのポイント
社労士試験は、合格率が低くて突破できる方の少ない試験です。近年の社労士試験の合格率は約6~7%台で推移しており、令和5年度は6.4%でした。さらに、過去10年以上にわたり、2桁の合格率には達していません。
社労士試験の難易度が高いのは、科目数が多いことが1つの理由です。全部で10科目あり、その範囲は膨大といえます。また、科目ごとに合格基準点が設定されているため、総合得点の6~7割を獲得するだけでなく、全科目でバランス良く得点しなくてはなりません。さらに、1日で試験科目をこなす必要もあり、長時間の試験に対応できる集中力も必要です。
合格するためのポイントとして、以下の4つを重視しましょう。
- 全科目まんべんなく勉強する:得意科目だけでなく、不得意科目も平均的に勉強する必要があります。
- 過去問対策を重点的に行う:過去問を演習形式で勉強し、本番の出題形式に慣れることが大切です。
- スキマ時間を有効活用する:短い時間でも効率的に学習できるように工夫しましょう。
- 最新の法改正情報を把握しておく: 法律の暗記が大きな割合を占めるため、最新情報も追いかけなくてはなりません。
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社労士試験に合格してから働くまでの流れ
社労士試験に合格した後、社会保険労務士として働くためには、いくつかの手続きと選択肢があります。ここでは、社労士試験合格後の流れや働き方などを確認しておきましょう。
社労士登録の必要性
社労士試験に合格したら、全国社会保険労務士連合会(全社連)に登録する必要があります。
登録には実務経験が必要で、2年以上の実務経験がない場合は講習を受けることで登録が可能です。
登録手続きの流れ
社労士登録の概要は以下のとおりです。
- 社労士試験に合格:まずは社労士試験に合格する必要があります。
- 登録のお知らせ:合格後、全社連から「登録のお知らせ」が送付されます。
- 事務指定講習を受講:実務経験が2年以内の場合、事務指定講習を受講します。
- 全社連に登録申請:登録申請を行って名簿登録が完了すれば社労士として仕事ができるようになります。
費用と年会費
登録には費用がかかります。最低でも以下の金額が必要です。
- 登録手数料:3万円
- 登録免許税:3万円
- 研修費(通信指導課程、面接指導課程):7万円
- 入会金:平均8万円
- 年会費:約9万円
社労士としての働き方
社労士としてのキャリアパスには、おもに以下の選択肢があります。
- 勤務社労士:企業内でのランクアップを目指す。
- 転職(開業準備段階):独立開業を視野に入れて転職する。
- 開業:自分の事務所を開業する。
社労士としてのキャリアを計画的に進め、自分に合った働き方を選択しましょう。
社労士最短合格なら通信講座がベスト
高難度試験である社労士試験に短期間で合格するためには、通信講座を選ぶことをおすすめします。その理由は、以下の3つです。
生活スタイルに合わせた柔軟な学習が可能
通信講座なら、時間や場所に縛られずに勉強できます。通勤・通学時間や家事の合間、昼休みなど、あらゆるシチュエーションで学習を進められるため、忙しい日々でも自分のスケジュールに合わせた効率的な学習が可能です。
優れたコストパフォーマンス
通学型の講座では授業料に加えて交通費もかかりますが、通信講座なら受講料が手頃で、交通費も不要です。これにより、経済的な負担を軽減しながら学習を進められます。
充実した学習サポート
自習中に解決が難しい疑問も、通信講座では質問対応や不明点の解消をサポートする体制が整っています。学習中の不安を取り除き、より効率的に学習を進めることが可能です。
フォーサイトの社労士通信講座の魅力とは?
ここからは、高い成功率を誇るフォーサイトの社労士通信講座が持つ特徴についてご紹介します。
5ヶ月で合格可能!
一般的には社労士試験に1年の学習が必要とされていますが、フォーサイトの講座を利用すれば、最短5ヶ月で合格できます。満点を目指すのではなく、合格に必要な点数を効率良く取得するための教材をフォーサイトが提供しているためです。
試験に不合格でも、リスクなし!
もし試験に不合格だった場合でも、受講料が全額返金されるため、安心して学習に集中できます。
満足度90%以上のフルカラーテキスト
試験に必要な知識を網羅し、重要なポイントを色分けし、豊富なイラストを用いた解説で理解を深めることが可能です。これにより、高い合格率を実現しています。
経験豊富な優秀な講師陣
二神大貴講師・小野賢一講師・加藤光大講師・竹田裕一郎講師といった、20年以上の講師歴を持つ専門家が、高品質な授業と教材を提供しています。
「eライブスタディ」の導入
通信講座でありながら、定期的にライブ配信される講義を通じて、一人で学習する環境でも、計画的に学習を進めるサポートが得られます。
通信講座を体感するなら資料請求しよう!
通信講座を初めて利用する方や、一度挑戦して挫折した経験がある方は、再び学習を始めることに不安を感じるかもしれません。そのような方々には、不安を軽減するために、まずは無料で資料請求をするのがおすすめです。こちらの資料請求を通じて、以下のメリットが得られます。
教材のサンプル確認
実際の教材に先立って、サンプルテキストや問題集を確認できます。これにより、教材のわかりやすさや学びやすさを事前に体験することが可能です。
無料でeラーニングを試す機会
スマホさえあれば、どこでもいつでも学べるeラーニングを無料で試せます。
特別なノウハウ書のプレゼント
合格への近道を示す社労士試験のノウハウ書が、特別にプレゼントされます。
通信講座を活用して短期間で社労士を目指そう
社労士を目指す場合、試験に合格し、全国社会保険労務士会連合会に登録しなくてはなりません。受験資格は学歴や実務経験、試験合格によります。試験は選択式と択一式で構成され、難易度は高めです。合格後は、登録手続きと費用が必要で、勤務、転職、開業といったキャリアパスが考えられるでしょう。短期間で合格したい場合、通信講座が柔軟でコストパフォーマンスが良く、充実したサポートが受けられます。
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小野賢一(おの けんいち)
「そうだったのか!」という驚きや嬉しさを積み重ねましょう
【出身】北海道
【経歴】横浜国立大学大学院国際社会科学府修了。社会保険労務士、日商簿記2級等の資格を保有
【趣味】楽器演奏
【受験歴】2022年社労士試験初回受験、合格
【講師歴】2023年よりフォーサイト社労士講座講師スタート
【座右の銘】昨日から学び、今日を生き、明日へ期待しよう
●フォーサイト公式講師X 小野賢一@社労士専任講師