社労士のテキストをいったん読み終えたのは7月上旬

性別男性
年代40代
試験年度2014年(26年度)
エリア千葉県
勉強時間500時間
勉強期間7ヶ月間
受験回数2回目
eラーニング使用回数
※eラーニングの使用回数となり、実際の学習時間とは異なります。
金融機関勤務であった20代の頃、思い立って社労士試験を受験しました。

使用したのは市販のテキスト1冊、勉強時間は計100時間程度であり、多分に洩れずあえなく玉砕しました。

40代も半ばを過ぎ、4児の父親として、また、企業人としてそれなりの人生を歩んで参りましたが、定年後を展望して、社会に恩返しができて自分自身の知識や経験が活かせる専門職種として、再度、社労士試験受験を思い立ちました。

これには、妻が5年前に社労士資格を取得して、社労士事務所に勤務中であることも後押しとなりました。

思い立ったのはいいのですが、既に2月でした。私は経理担当であり3月から5月は業務が繁忙期であること、通勤に片道1時間半かかること、保育園児が2人おり手がかかることから、現実的な選択として通信教育の中で適当なものを探しました。

フォーサイトは、テキストが分かりやすく、何より講義に情熱が感じられたため、お世話になることにしました。

今年は、業務の都合上、5月下旬に別の資格試験を受験する必要がありましたので、実質的な勉強時間は、2月・3月と、6月以降しかとれない状況でした。ただ、8月にはある程度まとまった勉強時間がとれそうでした。

このため、講義DVDで一通り情報に触れ、ポイントにはマーカーし、補足説明はテキストに書き込みし、過去問でテキストに未記載のものはテキストに書き込みするといった形で、テキストを見れば自分の勉強のすべてが見渡せるようにしました。

しかしながら、当初の意気込みもどこへやら、勉強も予定通り進んだとは言い難く、テキストを一通り終えたのは7月上旬になってから、過去問は7月下旬にようやく一巡できた状態でした。ですが、8月には予定どおり1日4~5時間勉強時間がとれました。

そこで、テキストに注力しました。

テキストはただ読むのではなく、講義を思い出しながら、テキストを閉じてそのページごとに自分の言葉で説明ができるようにしました。

章単位では、過去問の傾向を踏まえて、類似する制度間での異同や通達の変更点などに注意しながら、自分ならどういった観点で設問を作るかなどと考えながら、知識の体系化、複線化に努めました。

また、基準点割れを意識し苦手分野を作らないよう一度で頭に入らないものは何度でも繰り返すようにしました。結果的に、過去問講座のDVDは見られずじまいでしたが、過去問の解説文が十分に分かりやすかったため、役立ちました。

また、一般常識対策については、常日頃から新聞を丁寧に読み、経済誌やWEBでも関連しそうな記事には目を通すことを習慣としていたところ、テキストで補足する程度で何とか乗り切ることができました。

試験は、千葉幕張メッセの大会場でした。今年は、常識的な設問が多いように感じられ、比較的落ち着いて受験することができました。なお、私は試験時間中に1度トイレに席を立ちました。

長丁場ですので、体調と相談しながらトイレに行くタイミングを逸しないようにするとよいと思います。

社労士試験に臨む理由は人それぞれだと思いますし、勉強のスタンスもそれぞれかとは思います。私は、自分の志を実現するために、特に8月に入ってからは中高生と一緒に図書館で机を並べることも厭わずに最大限努力しました。お盆の帰省時に、机を借りて勉強することも厭いませんでした。

よく言われておりますが、試験直前の1ヵ月は、まさに伸び時だと思います。でも、そこで伸ばすためには、私にはテキストなどでしっかり立ち止りながら自分の頭で理解し咀嚼する時間が必要でした。

これをお読みの皆様が、それぞれに工夫されて栄冠を勝ち取られることを祈念しております。
1おめでとう

※プライバシー保護の観点より、筆者のお名前は仮名となります。



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