「学習に必要とされる学習時間」にこだわりませんでした。

性別女性
年代40代
試験年度2020年(令和2年度)
エリア神奈川県
勉強時間1000時間
勉強期間1年間
職業転職(求職中),主婦
勉強法過去問
商品テキスト
受験回数4回目
eラーニング使用回数
※eラーニングの使用回数となり、実際の学習時間とは異なります。
私は新入社員だった20年以上前に会社の勧めで本試験を受けました。それが初めての経験です。勉強になど全く手をつけることなくのぞみ、試験最中にたいくつで退室するありさまで結果は言うまでもありません。そんな状態で2回試験を受けて転がっていました。





本来集中力もなく四十路も後半ですので学習能力だってギリギリですが自分の持つわずかな可能性にかけて勉強に掛かりました。


自分の学習能力は把握していました。人よりも理解が遅い。ですから勉強に「これだけの時間は必要」というアドバイスは私には無意味なのです。理解するための時間が無限に必要でしたので仕事を辞め、専業主婦という立場で学習に専念することにしました。


フォーサイトで学習を初めて1年目(実質3度目)の本試験で自分でも驚くような得点。もちろん合格に至るような結果ではありませんでしたがこのまま諦めてしまうわけには行かないと決意新たにフォーサイト2年目突入です。


心掛けたことは講師の方々のアドバイスを活用すること、教材は最後まで全て使いきることです。


冒頭で自分には時間が必要だと申しましたが進めるうちにそれが間違いだと気づきました。時間が余れば逆に甘えてしまう、怠けてしまうのです。集中力なんてどんなに頑張っても数十分が限界です。スキマ時間やながら勉強などに神経を使わず、一日のうちでこの時間だけは確保しその時間内にこれだけはこなすというメリハリをつけることにしました。以前の自分だったらメリハリつけることなんてできなかったでしょう。学習を進めて行く上で自分なりに体得した方法なのだと思われます。結局生活面が懸念されてきましたので6月からは就職活動も始めました。家事や介護、地域行事に専念する時間も作りました。勉強に費やすはずだった自由に使える時間を逆に減らしそれぞれに専念することで精神面でも整うことができました。





本試験直前の追い込みに重点を置くフォーサイト。それについて行かねば合格はないと7月後半からは必死でした。テキスト熟読や条文の音読、過去問の繰り返しはこの頃に終えていました。あとは問題中心に掛からなければと心を固めていたのですが直前の連休中の過ごし方の一例について加藤講師が「テキストをもう一度読み返す」と何気ないふうに挙げていらしたのは意外でしたが吹っ切れました。連休中は改めてテキストを読むことに徹しようと。問題ばかり解いていても実際は「まだ見落としている箇所や忘却されている重要事項があるのではないか」と気掛りでしたので精神安定の手段として。結果的に直前のざっと読みは気持ちにゆとりが生まれました。もちろんこれが可能となったのは一通りの学習を修了させていたおかげです。結局「これでもういいだろう」と納得の上でペンを置いたのは本試験当日の明け方でした。講師からのアドバイスで一つだけ取り入れられなかったのはここだけです。





当日は初めて栄養ドリンクを飲みました。睡魔や疲労に襲われることなくすがすがしい気持ちで落ち着いてのぞみました。


そして4度目の本試験にて自分の番号を見ることができました。成績は基準点ギリギリです。評価するならばあそこまでやったのにこの程度か、でしょう。目標は達成しました。何年もかかると覚悟していたのに。





今後社労士という資格が外国人労働者や障がい者の就労の役に立てるようなことはないかと模索しつつ歩んで参ります。


フォーサイトさんには気の利いた文言もなく申し訳ない。優れた教材であることは周知の上です。ほんとうにありがとうございました。
2おめでとう

※プライバシー保護の観点より、筆者のお名前は仮名となります。



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