社会保険労務士 小林伸行さん

実務家密着取材

直撃インタビュー
社会保険労務士 小林伸行さん

社会保険労務士   小林伸行 さん

1962年生まれ。東京都出身。1984年に和光大学経済学部を卒業後、学生時代のアルバイト先の本社である外資系大手外食産業に新卒入社。マネージャーとして、店舗の運営管理を経験するなど、約9年間の勤務を経て、不動産販売会社に転職。その後、外資系損害保険会社に入社し、5年後に代理店として独立。2008年に社労士試験に合格し、2009年に「小林社会保険労務士事務所」を開業。2010年に損害保険代理店「合同会社首都圏保険センター」を併設し、現在に至る。

小林伸行さんが代表を務める「小林社会保険労務士事務所」のホームページは、
以下のとおりです。
URL : http://www.kobayashi-sr.net

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「労働・社会保険」と「生損保販売」
二刀流で取り組むセールスマン社労士

試験に合格して資格を取得した後、実際にどのような仕事を行うのか。フォーサイトでは活躍中の実務家を直撃し、その実像に迫ります。今回は、社会保険労務士の小林伸行さんからお話を伺いました。

どのようなお仕事をされているのでしょうか

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現在は、社会保険労務士としての仕事と、生命保険・損害保険の募集人(代理店)としての業務を、50:50くらいの比率で行っています。
 社労士としては、給与計算が50%、社会保険・労働保険などの各種手続きが30%、年金の裁定請求が10%、就業規則の作成や助成金関連の手続き代行が10%といった割合です。社労士として取り扱う労災の手続き業務と生損保の販売業務がリンクすることが多いため、社労士の顧問先から保険のお仕事をいただくケースも多いですね。
 また、週に1~2回程度、行政機関で年金の相談業務を行ったり、「助成金」や「独立開業」をテーマに、セミナー講師や執筆をすることもあります。

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2つのデスクを活用し、二刀流で業務をこなす小林さん

2つのデスクを活用し、二刀流で業務をこなす小林さん

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資格を取るまでの歩みを教えて下さい

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「紙とペンがあれば出来る仕事で、独立開業しよう。そのためのスキルを磨こう」と思い、独学で勉強を始めたのが、資格取得の第一歩です。
 私は大学卒業後、外資系ファーストフードチェーン企業の日本法人に入社しました。在学中からアルバイトマネージャーとなり、正社員として入社後は、首都圏のいくつかの店舗で、マネージャーして運営管理を行いました。約9年間に及ぶ勤務を経て、「一般企業のサラリーマンとなって、営業職を経験したい」と思い、不動産販売会社に転職しました。そこで4年ほど働いた時に、「独立したい」と心底思うようになりました。実は、飲食店のマネージャーだった前職時代、「飲食業は初期コストがかかり過ぎるし、立地や環境に左右される」ということを経験から実感していました。そこで、目に見えない商品を扱いながらも、代理店として、独立開業が出来る仕組みが整っている保険業界に飛び込むことにしたのです。「いつか独立する日の為に、資格は取っておいた方がよいだろう」と判断し、不動産業をしていた頃には宅建を取り、保険業界に入った際には、AFPとファイナンシャル・プランナー技能士2級の資格を取得しました。
 損害保険の代理店として独立開業した私がメインに扱った商品は、任意労災保険。その営業の際に、お客様から政府労災保険や社会保険について質問を受けた際、誤った答えをしてしまったのです。それを機に、独学で勉強を進めていた頃に偶然知ったのが、社会保険労務士の資格。「社労士は保険とリンクする部分が多いし、きっと仕事の幅も広がるだろう」と思い、受験を決意。通信教育で勉強をスタートし、2度目の試験で合格しました。

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社労士だけではなく、多くの有資格者でもある

社労士だけではなく、多くの有資格者でもある

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資格取得後、どのようにお仕事を進めていきましたか?

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1本柱よりも、2本の柱があれば、より安定します。私が社労士資格を取った時、すでに保険代理店として独立開業していましたが、業務の関連性も高く、顧客サービス向上に繋がると考え、すぐに「小林社会保険労務士事務所」を立ち上げました。
 社労士としての実務経験は皆無でしたので、とりあえず開業セミナーに参加し、そこで知り合った先輩の事務所で約2カ月、修行させていただきました。その一方、社労士協会の支部経由で、行政協力にも積極的に参加しました。1社の顧問を1年やると、仕事のリズムがつかめます。とにかく実践しながら、やり方を覚えていきましたね。
 「新規のお客様をいかに獲得するか」については、保険業界のやり方を踏襲しています。基本的にテレアポと飛び込みです。いきなり最初から「社労士の小林ですが…」と言うと、お客様の方では「何かあったのか?」と警戒してしまいます。ですが、「保険代理店の小林です」と名乗った上で、「この地区を担当させていただきます。何かお悩みやお困りごとはありませんか?」と話を進めると、割とスムーズにいくことが多いですね。その他、経営者中心の異業種交流会に参加するなどして、顧客獲得に励んでいます。

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保険や金融関連の知識も持ち合わせている

保険や金融関連の知識も持ち合わせている

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お仕事の際に気をつけていることとは何でしょうか?

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私の職業のスタートは、飲食業界から。つまり『サービス業』です。不動産業、保険業の世界にも携わってきましたが、どの仕事も基本的には、人間を相手にする『サービス業』だと思います。そこで、一番大事にしているのは『スピード』です。お客様から「至急に」と依頼される案件も多いですし、間違えのないよう、細心の注意を払いつつ、『スピード重視』で取り組んでいます。また、「なぜ、この手続きを行う必要があるのか」を正しく理解していただくために、『分かりやすい説明』を心がけています。そして、最終的には複数の選択肢を用意した上で、お客様にとっての『メリットとデメリット』を確認していただき、納得した上で選択していただけるようにアドバイスしています。

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今後の予定、夢を教えてください

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一気に手をひろげたりせず、基本的に、現状維持で考えていますね。社労士業と、保険代理業をコンスタントにこなしつつ、今後少しづつ、社労士のウエイトを増やしていければ、と。数字に追われる毎日ですが、ルーティンワークをおろそかにせず、お客様を大事にして、ひとつひとつ丁寧に、仕事を積み上げていきたいと思います。

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休日には、愛車で都内を走る小林さん

休日には、愛車で都内を走る小林さん

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メッセージ

資格試験の勉強は、あまり深堀りせずに、まんべんなくコツコツとこなしていくことが大事です。不得意科目をなるべく作らないようにして、繰り返し過去問を解くことが合格への近道だと思います。自分を信じて、頑張って下さい!


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社会保険労務士   小林伸行 さんの、ある1日

ある日のスケジュール
5:00 起床 朝食
6:00 外出 ランニング
7:00 出社 メールチェック
10:00 外出 クライアント訪問へ
10:30 個別相談 賃金に関する相談
12:00 休憩  
13:00 外出 役所へ書類の提出
14:30 社内 給与関連の書類作成
16:00 社内 手続き・電子申請業務
19:00 退社 食事、メールチェック等
23:00 就寝  
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