助成金の申請、就業規則の作成

お名前:池田 眞様
業界:繊維業

自己紹介

現在、開業して3年目に入りました。

助成金をメインにしており、その関連で就業規則の作成及び労務管理の顧問契約等の仕事が多く、主に事務所周辺の地域の企業を中心に業種を絞らず顧客開拓中です。

なぜ独立しようと考えたのか、その背景

50歳を過ぎてから勉強を始めたので、まず定年やその後ことを考えたら、働いていた業界(アパレル業)について不安になり、資格で働けるという事、また60歳以降も働かないといけないという時代なので資格をとって独立を考えました。

それと、開業前に勤めて会社が廃業し、1人で自営業(倉庫業)を始めましたが、ただその仕事だけでは十分な年収ではないということもありました。

独立時、開業時に苦労したご経験

まず、学校卒業後サラリーマンとしてやってきたので、独立後に顧客となる中小企業との接点がほとんどなく開業時に顧客ゼロという状態が6か月続きました。

その間に顧客開拓をしないといけないのですが、私の場合は新規開拓や電話アポが苦手で、どうしようかと悩みました。

年収は独立、開業前とどれだけ変化したか

独立前に勤めていた会社が廃業し、その後、自営業(倉庫業)でなんとか生活ができるぐらいの年収でしたが、それと並行して社会保険労務士事務所も開業しました。

2年目の後半あたりから倉庫業をアルバイト等でまかない、社会保険労務士をメインにできるようになりました。

3年目である去年から両方の年収を足せば十分な額になり、今年も受注が増え来年あたりから社会保険労務士一本でやっていくことを目標にしています。

その後の周囲の反応は?

とにかく、私が社会保険労務士ということを多くの人に知ってもらう努力をしました。

最初は社会保険労務士の業務内容を紹介をしました。それによって、最近は友人からも定年後の継続雇用のことを相談されたり、また関係がないのですが開業相談をされることもあります。

顧客関係では、労務関連のことは何でも知っていると勘違いされ、関係のない相談をされることがありますが、それは刺激になり、また勉強しようとキッカケにもなります。

独立をしてよかったことは?

まず第一に、この社会保険労務士という仕事は自分の予定で働けるということ。人に翻弄されず、経験・知識・その他を積み重ねていけば業務の発展につながり、仕事が増えるということ、またその実感が湧くということです。

サラリーマンとして働いていると不況や倒産といった環境要因によって左右されることは多いですが、個人事業主として社会保険労務士をしていると、その要因などに左右されにくいのは良かったことだと思います。

これから資格取得を目指す方へのメッセージ

合格証書
本当に社会保険労務士という職業はやりがいのある仕事です。

1年2年3年とやっていくうちに、常に努力していけば顧客が増え仕事が増える業種です。何もしなければ何も起こりません。やれば実感のある仕事です。

そのためにも、まずは資格に合格することです。
私も試験までは受かることだけを考え、毎日勉強しました。
少しの時間があれば、テキストや問題集を開いていました。

まず何よりも試験後の出来を確認し、合格通知がきたときの喜びは格別でした。
今は試験までの短い間だけでも頑張る。それだけです。