リタイヤ―後の第二の人生を独立・開業に挑戦する。

ハンドルネーム:シラトリダイ様
業界:総合商社/教育委員会

自己紹介

私は、某総合商社で20数年間、主として中東など、海外でのエネルギ-開発事業に取り組み、丁度50歳を機に、M県の教育委員会に転職し、民間人校長として3校の県立高校で勤務して、11年間の任期を終えたところで、無事定年退職を迎えました。

退職後はしばらく、健康管理に留意しつつ、アルバイトなどにも精を出していましたが、自己研鑽への欲求もあって、いくつかの通信教育のなかから、フォーサイトを選び、現役時代の経験など少しは活かせる資格講座に挑戦しました。

どうせなら、これからの第二の人生で役立ち、自己実現にも相通じるような、レベルの高い国家資格の取得を目標に掲げました。

なぜ、独立しようと考えたのか、その背景

フォーサイトの教材も効率よく編集されていたこともあり、自身の努力が報われ、結果的に、難関資格の一つともいえる「行政書士」国家資格を、一回の受験で合格することができました。

国家資格にこだわったのは、やはり、60歳を過ぎて、会社組織に属することなく、身一つで独立開業するためには、それなりに社会的な認知度が高く、法律上も独占的な業務が認められている士業が良いと考えたからでした。

いくら車の運転がうまくても、運転免許がなければ、社会から運転者とは認められないのと同様です。

独立開業を志したのは、健康で、体の動く限りは、自身の裁量で仕事が続けられること、残された第二の人生で、時間を最大限有効活用して、収入面の補強もさることながら、それ以上に、社会とのアクセスを保ち、少しでも、これまでの経験を生かし、社会での貢献機会が得られると考えたからです。

独立時、開業時に苦労したご経験

64歳の誕生日に、自宅を事務所に、法務事務所を個人開業しました。

自宅を事務所として活用することで、初期投資も数十万円程度に抑えることができ、家族の意向もあり、経済的な負担を抱えることなく無理ない範囲で開業しました。

県行政書士会などが主催するセミナーや勉強会の機会も充実しており、有料・無料も含めて積極的に参加し、日々自己研鑽に励んでいます。

行政書士にとっては、メーカーの仕入れに当たるのが、各業界や行政関係の情報となり、日々の研鑽はとても大切な、タスクとなります。

年収は独立、開業前とどれだけ変化したか

行政書士の仕事は、とても間口は広く多岐にわたりますが、自身の得意分野を軸に、戦略的に選別してしていく必要があります。

わたし自身は、国際業務に関することを軸に、市民法務や、営業許可に関することなど幅広く対応し、報酬面では、単発案件では5万円程度から、組織や規則つくりなどの継続的な案件では、20〜50万円程度と仕事の難度と受任期間によって異なります。、

その後の周囲の反応は?

行政書士の仕事は、とても間口は広く、行政に対する許認可申請手続、会社・法人・組合などの設立支援、外国人の入国在留資格や永住・定住申請、国際結婚・帰化申請などの国際業務、定款や契約書の作成、遺産分割協議書の作成、遺言書の作成指導、など多岐にわたります。

自身が何を専門的に取り組んで行くのか、自身の得意分野を踏まえ、戦略的に選別してしていく必要があります。

因みにわたしは、国際業務に関することを軸に、市民法務や、営業許可に関することなど幅広く対応しています。

独立をしてよかったことは?

行政書士合格後も、さらに高度な専門性を身に着けることができます。

詳細は省きますが、県行政書士会の講習等に参加することで、「入管取次行政書士」、「特定行政書士」など、自身の専門性がより高度に広がっていきます。

独立することで、自身の裁量で様々なネットワークにも参画でき、リタイヤ―後においても、社会とのアクセスが維持展開できます。

これから資格取得を目指す方へのメッセージ

行政書士は、「官公署提出書類など、権利義務、事実証明に関する書類の作成」に関する業務については、行政書士法によって、専門領域として認められていますが、法律に隣接する多様な領域で、街の頼れる法律家としてその役割期待は大変大きくやりがいがあります。

開業1年目の私が、現在受任している案件として以下のように多岐にわたっています。

・事業協同組合の設立、
・ベトナム人技能実習生の在留資格申請
・就業規則作成
・監理団体の許可申請
・宗教法人の規則変更
・宗教法人の霊柩車事業立ち上げ
・寺院の相談役
・個人保護法プライバシーマーク取得支援/組織つくりなど
・登録支援機関許可申請
・宗教法人でクラウドファンディングの立ち上げ
 など