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自己紹介
私は技術系の地方公務員で、出先機関で公共土木工事の発注・現場監督などを担当しています。
当時は仕事に関連する技術系資格を取得していていましたが、手の届きそうな資格を探す中で、行政書士試験が目にとまりました。
行政書士は事務系資格のため、私にとってはハードルが高めでしたが、行政職としてのスキルアップにつながればとの思いをもって挑戦してみました。
結果は、当時41歳で一発合格することができました。
周りからの評価に変化はあったか
私が勤めている技術系職員が中心の職場では、仕事に直接関わる資格(技術士、土木施工管理技士など)を持つ人はいますが、いわゆる8士業(弁護士、税理士、社会保険労務士、土地家屋調査士、司法書士、行政書士、弁理士、海事代理士)の資格試験に合格した人はいなかったので、すごく驚かれ、感心されました。
自分自身の自信はついたか
行政書士試験のための学習は、余裕をもって試験の1年前から始めました。
学習期間中は中だるみがありましたが、その中だるみも気力で乗り越えて『合格』という結果を出せたことは自分自身にとって大きな自信となりました。
資格を取る前と後で「年収」がどれだけ変化したか
業務内容は変わらず、資格手当や祝い金・奨励金などの一時金もありませんので、残念ながら年収に変化はありません。
資格取得によってビジネススキル(テクニカルスキル)の向上が図られるので、公務員にも資格手当などがあれば、職員のモチベーションやスキルアップにつながるのになぁ、と常々思っています。
資格を取る前と後で家庭や会社で「立場」に変化があったか
職場では「立場の変化」と言えるほどの目立った変化はありませんでしたが、8士業の1つである行政書士に合格したということで、「一目置いてもらえる存在」になったような気がします。
個人的な感覚ではありますが(笑)
資格取得前の職種と資格取得後の職種はどう変化したか
技術系職員として採用されているため、職種に変化はありません。
以前と業務内容も変わっていませんが、技術系部署にも法律に携わる部署がありますので、そちらに異動になった際には、身につけた法律知識が活かせるものと思っています。
資格取得後にその他資格にもチャレンジしたか
身につけた民法の知識を活かせる宅地建物取引士試験(以下、宅建試験)に挑戦しました。
行政書士の学習でしっかりと民法を身につけられたお陰で、宅建試験の学習では民法の学習時間を大幅に省くことができ、試験にも一発合格することができました。
資格取得をしてよかったことは?
行政書士試験に合格して良かった点が「精神面」と「学習面」であります。
「精神面」は、自分自身に自信がついたこと。
そして「学習面」では、私法の基本法である民法をしっかり学べたことです。
民法の法律知識は、私生活上、仕事上でも活かせる上に、行政書士以外の資格試験にも活かせるからです。
民法の法律知識を身につけられたことは、自分自身にとって一番大きな収穫でした。
これから資格取得を目指す方へのメッセージ
行政書士試験の法令科目(基礎法学、憲法、民法、行政法、商法等)には、普段の生活や仕事をする上で役立つものがあります。
行政法や商法は、仕事などで関わりがない方にとって始めは取っつきにくいかもしれませんが、行政書士を目指そうとする「学習欲の資質」のある皆さんには難なく乗り越えられると思います。
学習量は多いかもしれませんが、コツコツと頑張って『合格』を勝ち取ってください。
応援しています。