宅地建物取引士資格取得後の社内における地位の変化について

お名前:越村幸弘様
業界:店舗内装業、宅建業

自己紹介

越村幸弘と申します。平成元年4月に株式会社Fujitakaに入社しまして32年目になります。

中小商業活性化・まちづくり事業などのトータル支援(マーケティング調査・分析・小売店の業態開発・ショッピングセンター・共同店舗・複合商業施設・街づくり型商業施設などの活性化支援指導・商業施設・店舗の経営診断・助言、事業計画策定支援、商業施設の企画・設計・施工業務管理、不動産の仲介等)を主な業務として日々励んでおります。

平成30年度の宅建試験に合格し、平成31年2月18日に資格登録、平成31年3月6日に京都府知事より宅地建物取引士証の交付を受けました。

周りからの評価に変化はあったか

宅建士の資格取得後、会社(国土交通大臣免許)に専任の取引士として登録し、金看板に自分の名前が刻まれてから、会社内での評価がすごく上がりました。

宅建士としての資格手当や専任の宅建士手当も付きました。今では、宅建業としての契約書のリーガルチェックを行うようになりました。

自分自身の自信はついたか

宅地建物取引士の資格取得前は、1級販売士、シニア商業施設士、SC(ショッピングセンター)経営士の資格を取得しておりましたが、いずれも国家資格ではありませんでした。初めての国家資格を取得したことで、会社や社会に対する責任感も芽生え、大きな自信となりました。

資格を取る前と後で「年収」がどれだけ変化したか

資格を取る前と後との「年収」の変化については、資格手当、主業務としての手当等がついたおかげで、15万円アッププラス業務の幅が広がったことによる評価手当が24万円加算されたことにより、合計39万円アップしました。

資格を取る前と後で家庭や会社で「立場」に変化があったか

家庭内では、母親や兄弟から大きな祝福を受けた受けた点、今後不動産物件に関しては、賃貸するときや売買するときは真っ先に相談に乗って欲しいと言われました。

会社では、前述の通り、専任の宅地建物取引士として金看板に名前が掲載されたことにより、全社的な信頼が得られました。

資格取得前の職種と資格取得後の職種はどう変化したか

資格取得前は、商業施設の企画・設計・施工業務が主要業務でしたが、取得後は不動産物件の仲介や売買物件の斡旋等の不動産業務が加わりました。

更に、自社物件を直営物件として出店する際には、契約書のリーガルチェックを任されるようになりました。

資格取得後にその他資格にもチャレンジしたか

宅地建物取引士の資格は、1回目のチャレンジで合格したのですが、必ず1回で合格すると決めていたので相当な労力を要したため、合格後の1年間は何もする気が起こらなかったです。

しかし、今年は英会話にチャレンジしています。本気で取りたい、身につけたい資格は何かと自問自答した結果、以前からなんとなく憧れていた英会話に本気でチャレンジしたいと心から思えるようになったためです。

資格取得をしてよかったことは?

資格を取得してよかったことは、50歳を過ぎてからでも、集中力が持続し、8ヶ月間の計画的学習を完遂できたことによる大きな自信が得られたこと、チャレンジすることの尊さをあらためて学べたこと、もっと社会貢献しようという意欲が湧いたことです。

これから資格取得を目指す方へのメッセージ

資格取得を目指す前は、非常に不安が大きいと思います。しかし、勇気を持って一歩を踏み出すことにより、自身の大きな可能性が開けることは間違いありません。

自分自身だけで資格を取得するのは難しいと思いますが、応援してくれる人(家族、会社、フォーサイト等)を味方につけることによって不安を振り払い、合格に向けて邁進してください。本気で取り組めば、目標は必ず達成できるはずです。