皆さん、こんにちは。
フォーサイトFP専任講師の伊藤です。
本日は、株式のアノマリーについて解説したいと思います。
■トレーダーの夏休みが要因?
アノマリーの1つに「夏枯れ相場」や「秋枯れ相場」があります。これは7~9月にかけて株価が低迷しやすい傾向を示したものです。
その大きな理由として、個人投資家や機関投資家が夏季休暇に入ることで市場参加者が少なくなる点が指摘されています。資金が流入しなければ株式市況は活発化せず、どうしても相場が冷え込む要因となりかねない。その結果、ダラダラ株価が下落することにつながっている。マグマが溜まって吹き上がるのとは逆の要因となっているようです。その結果、過去を振り返ってみても、夏から秋にかけて相場がイマイチであるという年は意外に多いのです。
■低迷するときが買い時のチャンス
仮に株価が低迷する時期であれば、そのときに仕込むのが王道です。人が見向きもしない時期にいかに買い集めるか。そしてじっくり寝かせて上昇時期を探っていきます。景気が悪化していないかどうかは確認する必要があるものの、そうでなければチャンス到来です。
特に、8月のお盆の時期は投資を控える個人投資家も多く、買い意欲は低迷する可能性があります。そんな最中にマイナスのニュースが入ってきた場合には予想もしないぐらい下落する可能性も多々あります。しかし落ち着いて考えましょう。下がりすぎているのはチャンスだということを。相場の格言に「人の行く裏に道あり花の山」があります。皆が見ていないときにこそチャンスは眠っているのです。
<過去問題の演習>
3級・2級受験者、いずれも解いてみてください。
次の問題に答えなさい。
【問題1】
10年保証期間付終身年金において、被保険者の性別以外の契約条件が同一である場合、保険料は男性の方が女性よりも高くなる。
<解答>✕
10年保証期間付終身年金において、被保険者の性別以外の契約条件が同一である場合、女性のほうが平均寿命が長いため、保険料は女性の方が男性よりも高くなります。
いかがでしたでしょうか?
それではまた次回、お楽しみに★