ファイナンシャルプランナー講座の講師ブログ

2020年1月試験対策 相続財産の評価

皆さん、こんにちは。
フォーサイトFP専任講師の伊藤です。
2020年1月試験対策として継続して対策問題をアップしていきたいと思います。
是非最後の追い込みとしてご確認ください。

括弧にあてはまる語句を答えてください。

〔1〕相続財産の評価
<覚えるポイント>
◆宅地の上に存する権利の評価、建物の評価
・(①     )とは、土地の所有者が土地を他人に貸している場合の土地をいう
 貸宅地の評価額=自用地評価額×(1-借地権割合)
 ※自用地評価額とは、自分で使用している場合の土地の評価額をさす
・(②       )とは、自己の土地に建物を建築し、
 その建物を賃貸している場合の土地のことをいう
 貸家建付地=自用地評価額×(1-借地権割合×借家権割合×賃貸割合)
・貸付用建物とは、建物を貸している場合が該当する
 貸付用建物の評価額=固定資産税評価額×(1-借家権割合×賃貸割合)

◆小規模宅地等についての課税価格の評価減の特例
・最小限の自宅の確保や事業用地の確保のためにつくられた特例。
 相続税の申告期限までに遺産分割が済んでいる場合に適用可能
・被相続人が生前に、①居住用、②事業用、③不動産貸付用に用いた宅地で、
 相続人等の要件を満たせば、通常の評価額から一定割合を減額できる

利用条件 適用対象 減額割合 減額対象面積
貸付用 不動産貸付用地 (③   )% 200㎡まで
居住用 特定居住用宅地(※)  
(④   )%
330㎡まで
事業用 特定事業用宅地(※) 400㎡まで



 ※引き続き、居住の用、事業の用に供することが条件

◆生命保険契約に関する権利の評価
・生命保険契約に関する権利を取得した場合、
 原則として(⑤     )相当額により評価する

 
<解答>
①貸宅地 ②貸家建付地 ③50 ④80 ⑤解約返戻金

 
<過去問題の演習>
3級・2級受験者、いずれも解いてみてください。
次の問題に答えなさい。○✕問題

【問題1】
残存期間や表面利率(クーポンレート)等の他の条件が同一であれば、
一般に、格付の高い債券ほど安全性が高いため、利回りが高くなる。

<解答> ✕
残存期間や表面利率(クーポンレート)等の他の条件が同一であれば、
一般に、格付の高い債券ほど安全性が高いため、利回りは低くなります。
格付けの高さと利回りは反比例します。

【問題2】
国内銀行に預け入れられた外貨預金は、預金保険制度の保護の対象となる。

<解答> ×
外貨預金は預金保険制度の対象になりません。
なお、国内銀行で加入した保険は、保険契約者保護機構の保護の対象になります。

いかがでしたでしょうか?
それではまた次回、お楽しみに★