ファイナンシャルプランナー講座の講師ブログ

金投資の仕方②

皆さん、こんにちは。
ファイナンシャルプランナーの伊藤亮太です。

前回、手元に保管しておきたい人のために、
金地金、金貨、純金積立投資を解説しました。

今回は、手元に保管する必要はないし、売買して利益を出すことが
できればよいとお考えの方向けにその他の金投資方法を解説していきたいと思います。

■投資信託を利用して投資する

金投資を銀行や証券会社を経由して行う方法があります。
それが投資信託を利用する方法です。
例えば、三菱UFJ純金ファンドといった金に投資する投資信託があります。
こうした投資信託は、純金上場信託(現物国内保管型)
受益証券などに投資します。

金価格に連動する仕組みとなっていることから、
ニュースや新聞などで金価格を確認するほか、投資信託の基準価額を
確認することで、上がったか下がったかは確認できます。
手軽に投資ができる点、金融機関の窓口等で購入できるため投資がしやすい点が
メリットといえます。

この他、三菱UFJゴールド・インカム・プラス・F(毎月)といった
投資信託もあります。
こちらは、国内取引所における金価格の値動きを反映する上場信託ならびに
金産出国通貨建てのソブリン債等に投資を行い、
その基本投資比率は40%:60%となっています。


他の投資信託となるのは、金産出国の債券にも投資を行っていること。
そのため、政治リスクやデフォルトリスクといった債券のリスクにも
影響を受けますので注意してください。金価格が堅調なときには
債券価格も上昇し、投資におけるリターンは高くなると想定されます。

■ETFで購入する方法

上記は金融機関等で購入可能な一般的な投資信託ですが、株式と
同様に金に投資ができる方法としてETF(上場投資信託)を利用する方法があります。
こちらは、株式と同様の売買を行うため、取引の仕方を理解する必要が
ありますが、株式売買をしたことがある方であれば難しくはありません。

ETFの方が通常の投資信託に比べてコストが安い場合が多いため、
直接投資できる方はこちらをおすすめします。実際に金に投資するETFとしては、
SPDRゴールドETF(1326)、金価格連動型上場投資信託(1328)、
One ETF 国内金先物(1683)、純金上場信託(現物国内保管型)
(1540)などがあります。

売買のしやすさといった流動性からは、
1540や1328などがよいかもしれません。

<過去問題の演習>

3級・2級受験者、いずれも解いてみてください。

次の問題に答えなさい。○✕問題

【問題1】

個人型年金の加入者期間が10年以上ある者が、
老齢給付金の支給を受けることができるのは、原則として、65歳からである。

<解答> ×

個人型年金の加入者期間が10年以上ある者が、
老齢給付金の支給を受けることができるのは、原則として、60歳からになります。

【問題2】

日本政策金融公庫の教育一般貸付(国の教育ローン)は、学生の保護者が申込人になることはできず、学生本人が申込人となる。

<解答> ×

日本政策金融公庫の教育一般貸付(国の教育ローン)は、
原則として学生の保護者が申込人になります。
ただし、学生本人が一定の収入がある場合には、学生が申し込むことも可能です。

いかがでしたでしょうか?

それではまた次回、お楽しみに★

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

★お知らせ

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

8月13日に、amazonにて、『あなたの街でも砂金が採れる!?
令和時代の砂金採り入門』が発売されました。
Amazon限定での販売としております。ご興味ありましたら是非ご覧ください。
Kindleでも読むことができます。