ファイナンシャルプランナー講座の講師ブログ

日常的にチェックしておきたい情報②

皆さん、こんにちは。
ファイナンシャル・プランナーの伊藤亮太です。

前回に続き、
新聞等でチェックしておきたい内容について解説します。
今回は、定期的にチェックしておきたい内容について。

■大きな流れをつかむために統計指標は確認する
毎日確認できるようになることが望ましいもののなかなか時間もとれない。

そうした場合に、定期的に
確認すべき指標として、物価や長短金利動向があります。
物価に関しては、消費者物価指数の動きを確認しておきましょう。

なぜならば、消費者物価指数の動きは
日本のその後の金融政策に影響を与えるからです。

消費者物価が上昇傾向にあり、
年率2%を超えるといった状況となっていけば、
金融政策にも変化が出ることでしょう。

つまり、金融緩和の状態から抜け出し、
正常化へ進むと見ることができます。
とはいえ、一度や二度の物価の動きでは判断できません。

定期的に確認することが大切です。消費者物価指数は、
総務省が原則として毎月26日を含む週の金曜日の午前8時30分に公表されます。

長短金利は、住宅ローン金利や債券価格など
様々なところに影響を与えます。

日々の値動きを確認するほか、中長期的に
見て金利はどう変動しそうかを確認できるようになると、
住宅ローンの金利見直しなど様々なアドバイスをお客様に
行うことができるようになります。

物価を確認し、物価上昇が続きそうであれば、
金利も上昇する可能性があります。

こうした一連の流れをつかめるようになると、
コンサルティングにおける提案の幅も増していくことでしょう。

<過去問題の演習>
3級・2級受験者、いずれも解いてみてください。
次の問題に答えなさい。○✕問題

【問題1】
金融商品取引法では、信用取引を行う際の
委託保証金の額は20万円以上であり、かつ、
約定代金に対する委託保証金の割合は20%以上で
なければならないと規定されている。

<解答> ✕
金融商品取引法では、信用取引を行う際の
委託保証金の額は30万円以上であり、かつ、
約定代金に対する委託保証金の割合は30%以上で
なければならないと規定されています。

【問題2】
国内銀行に預け入れられている外貨預金は、
預金保険制度による保護の対象とならない。

<解答> ○
外貨預金は、預金保険機構の保護の対象外ですのでご注意ください。

いかがでしたでしょうか?
それではまた次回、お楽しみに★