ファイナンシャルプランナー講座の講師ブログ

提案書の課題作成のポイント

みなさん、こんにちは。

AFP認定講座では、出された課題に沿った
提案書を作成する必要があります。
今回は、この提案書の作成ポイントを
少しだけお話ししたいと思います。

実務で提案書を作成するときも、課題同様なのですが
相談者からいただくデータは、完璧ではありません。
(つまりは、課題のデータも、十分ではありません)

相談者からFPへ提出するデータの内容は
相談者自身のことなのに、不明点が多いのが普通です。
しかも、いただいたデータが不正確なことも多々あります。
当然、不足もあります。

したがって、いただいたデータがまずは正確か不正確かを
FP自身が判断・検証する必要があります。

もちろん、正確な情報が記載されている書類(例:源泉徴収票、年金記録、保険証券など)
は、そのまま鵜呑みにしてもいいことがありますが
(それでも、書類が古い場合はまた別の話だし、年金記録はあやしい・・・)
そうではないものは、慎重にそのデータを検証する必要もあるのです。
また、そんな情報を深読みすることも重要です。

また、不明点を相談者に伺っても「わからない」こともあります。
そんなときは、こちらで、一般的なデータや相談者にあったデータで
シミュレーションしたり、全体から推測して対策案を考える場合もあります。

このように、不完全な相談者からのデータをもとに
より現実に近い完全なシミュレーションをして提案書を作成する手腕が
FPに問われることになるわけです。

提案書の作成は、正直、しんどいです。
だから、FP講座の受講生がどれほど大変なのか、よくわかります。

でも、完成したときの達成感はひとしおです。

受講生のみなさん、がんばって!