ファイナンシャルプランナー講座の講師ブログ

富裕層開拓への道④

皆さん、こんにちは。ファイナンシャル・プランナーの伊藤亮太です。

前回、富裕層の資産運用の考え方を解説しました。次は、アプローチ手法について紙幅の都合上、ドクター顧客にしぼって解説します。

■数千万円以上預貯金のあるドクター顧客へのアプローチ
30代半ば以上の医師になると、ある程度の預貯金がある方が多くなります。こうした預貯金を多く保有するドクター顧客には、どんな資金ニーズがあるでしょうか。

もし、複数の金融機関にまとまった預貯金があり、利息に不満を抱いている場合は、多少のリスクを取ってでもリターンを追求したいとお考えかもしれません。そこで資産運用の提案ができる可能性があります。この時、重要なポイントとなるのが、リスク許容度に応じた金融商品の提案ができるかどうか。
つまり自社のものだけではなく様々な引き出しを持っているかどうかということ。自社の商品だけで解決しようとするのではなく、他社のものも含めて包括的なアドバイスができることが望ましいです。

ドクター顧客の多くは、どちらかといえば預貯金主体だと思います。これは、仕事で忙しいこと、余分なことは考えたくないというのが本音ではないでしょうか。しかし、そうはいっても昨今の金利には不満な方が多いわけです。そこで、こうした不満や希望をどのようにして満たしてあげるかを考えなければなりません。そこで、例えば、一つの方法として、世界の先進国の国債ファンドを提案してみてはいかがでしょうか。

「日本は低金利でも、他の先進国の中には米国など日本に比べれば金利がある程度つく国もあります。とはいえ、金利が高ければよいというわけでもありません。金利が高いということは、それなりにリスクもあるということです。そこで、リスクを減らすために、先進国へ的をしぼってみてはいかがでしょうか。」

こうした話をすることにより、外国債券や外国債券に投資する投資信託に興味を持っていただけるかもしれません。

<過去問題の演習>
3級・2級受験者、いずれも解いてみてください。

次の問題に答えなさい。○✕問題

【問題1】
地震保険では、保険の対象である居住用建物または家財の損害の程度が「全損」「大半損」「小半損」「一部損」のいずれかに該当した場合に、保険金が支払われる。

<解答> ○
地震保険は四段階にわかれていることを覚えておきましょう。

【問題2】
普通傷害保険(特約付帯なし)では、一般に、被保険者が細菌性食中毒により入院した場合は、保険金支払の対象となる。

<解答> ✕
細菌性食中毒は対象外です。旅行保険では対象となります。

いかがでしたでしょうか?

それではまた次回、お楽しみに★